レアジョブの個人情報流出事件に学ぶ！パスワードの使い回し厳禁

個人情報は自分で守るという心構えを持ちましょう。

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

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レアジョブの個人情報流出事件について

２０１２年５月初旬頃に、オンライン英会話の先駆者としてサービスを展開してきたレアジョブが何者かによる不正な攻撃を受けて、１０万件以上の個人情報が流失した可能性があるとの発表がありました。

受講者の氏名、メールアドレス、パスワード、受講履歴などクレジットカード番号などの決済に必要な情報を除く、ほぼ全ての情報が盗まれたようです。

それを受けてレアジョブは、今の段階(２０１３年５月２２日)でも全てのサービスを停止して原因の究明と再発防止に勤めています。

当然、補講などによって損失が填補されますが、盗まれた個人情報は取り返すことができません。

特に問題なのが、パスワードの流出です。盗まれたパスワードは暗号化されていなかったようで、平文で保存されていました。

もし、他の主要なサービスで同じパスワードを使っていたとすれば、簡単に不正ログインが行われて、さらに個人情報や重大な情報が流出する危険性があるということです。

情報を盗んだ者は、当然、その情報を使って世界中の主要なサービスにさらなるアタックをかけていきます。

もし、フェイスブック、ミクシィ、銀行、クレジットカードなどのインターネット上のサービスでレアジョブと同じパスワードを使っている人がいれば、直ちにパスワードを変更して下さい。

今回のレアジョブの個人情報流出事件は、明らかにレアジョブ側のセキュリティ意識の欠如から生じた事件です。新興の成長産業であるだけに、そいういった部分がおろそかになっていたのだと思います。

パスワードを暗号化していなかったなど、非常に大きなミスをしていますので、レアジョブはこれから損害賠償請求などを受け、厳しい局面を迎えることになるでしょう。

ただ、オンライン英会話という新しいサービスを打ち立てた会社ですし、サービスもいいものを提供しているので、何とか復活して信頼を取り戻して欲しいところです。

また、この事件を受けて競合の他社は、セキュリティーを強化しているはずですし、不謹慎かもしれませんが、業界全体としては気が引き締まり、よりレベルの高いサービスが提供されると思います。

レアジョブに限らず、クラッカーによる不正侵入による個人情報の流出が相次いでいます。大切なことは、同じIDやパスワードを絶対に使い回さないことです。

必ず、全てのサービスで異なるパスワードを設定するようにしましょう。

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