あの資格って何人くらい受験してるの?
この記事は、文字実が執筆しました。
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1、はじめに
中国を中心にアジア諸国やアフリカ、南米などの経済発展が著しい中、日本は10年以上実質的には経済成長していません。
さらには、サブプライムショック以降急激に雇用環境が悪化しており、安定した職に就くことが増々難しくなっています。
下の図は、統計局の発表している失業者数の推移です。ここ2年くらいで急激に失業者が増加していることがわかります。
※参照:総務省統計局「労働力調査」
2、不況の時代は資格業界が活気づく
このように国全体が不況になると、反対に活気づく業界があり、その一つが資格業界です。
安定した収入を求めて、公務員になろうと考える人が増加し、公務員試験の受験生が増加します。それに伴って、公務員試験の対策をしている資格スクールなどの生徒が増加します。
公務員ではなく、何か資格を取って就職や転職に役立てたいと考えている人も増えます。
しかし、いざ何か資格を取ろうと思っても、何をとればいいのかわからずに途方に暮れることも多く、たくさんの人がどの資格を取るかを決める段階で悩まれています。
どの資格を取ればいいのかを考える時の基準としては、様々なものがあると思います。例えば、自分が今までやってきた得意な分野をさらに深めて、それに関する資格を取る。また、一発逆転を狙って超難関資格にチャレンジする。時代の流れに載って、流行の資格を取るなどなど。
このように様々な基準があり、資格を取る動機も様々なものがあると思います。しかし、現実的な話として、多くの人が一番気になるのは、資格を取った後、仕事に就くことができ、安定した収入を得ることができるかどうかということです。(参考:就職・転職に役立つ資格ランキング)
資格を取って、司法試験や公認会計士のような難関国家資格の場合、取得すれば大きな力になるので、就職活動に有利になることは間違いありません。(但し、最近は、このような難関資格を取得しても就職することは厳しいです。)
また、簡単ではありませんが、独立開業して、定年を気にすることなく気の済むまで自分の能力でやりくりしていくことも可能です。
特定の業界では、通行手形のようになっている資格を取得して、その業界に飛び込むという方法もあります。(不動産業界における宅建など。)
このように資格を武器にして就職を有利にして安定した収入を得ようと考えている人がとても多いです。
しかし、忘れてはならない選択肢が一つあります。それは、努力して勉強して取得した資格を武器にして、その資格試験の対策をする講師になるという道があるのです。
せっかく、一生懸命に勉強して手にした資格なのですから、それを活かす方法は就職するだけではありません。
大手の資格スクールや予備校では、常に新しい講座を開講しており、生徒を集めることができる人気講師の人材発掘に努力をしています。
そこで、試験対策の授業をする講師になるという方法があります。それを専業にしてもいいですし、週に何回かだけ副業のように教えることもできます。
3、資格を選ぶ際のポイント
この講師になるという道を行くために、考えなければならないのが、資格の受験者数です。あまりにもマイナーで受験者数の少ない資格を取ったとしても、当然生徒が集まりませんし、どこの資格スクールでも講座が開講されていないということがあります。
そうならないために、どの資格を取るべきかを考える一つの要素として、資格試験の受験者数というものを考える必要があります。
一般的に受験者数が多い資格は生徒も多いと考えることができます。ということで、受験者数が多い資格をいくつか紹介しましょう。
まず、圧倒的に突出した受験者数を誇る2つの資格があります。英検と漢検です。
英検の受験者数は、2,262,859人(2009年度)。
漢検の受験者数は、2,123,191人(2010年度)。
この2つは他の資格を圧倒する受験者数を集めています。
漢検は、予備校やスクールに通ってまで受験するという人は少ないので厳しいかもしれませんが、英検の方は、英会話スクールなどに通う人が多いので、講師として十分にやっていくことができるでしょう。
次に、日商簿記3級という資格があります。
受験者数は、144,480人(2010年6月13日実施)となっています。
簿記3級は、年に3回実施されていますので、年間の受験者数は単純にこの3倍になります。簿記は、社会人の方が、仕事に必要なので勉強したり、主婦や学生が、就職や教養のために勉強したりと幅広い受験者を集めています。
多くの資格スクールや予備校でも、講座を開講していますので、講師の採用数も多くなっています。簿記の勉強をして、仕事や生活にも活かしつつ、講師をして収入を得るというのは現実的な選択肢として考えられます。
次に、不動産業界では必須となっている宅建があります。
この宅建試験の受験者数は、195,515人(2009年度)となっています。
これは、不動産業界で仕事をするには、ほぼ必須ということができるので、多くの人がやむを得ずに受験するというパターンが多いです。
つまり、必ず受験して合格しなければならない人が多いので、当然、資格スクール側としては生徒を集めやすいです。実際に、多くの資格スクールや予備校で講座が開講されており、講師もたくさんいます。
最後に、時代の流れに乗っていてこれからますます普及していくと考えられるIT系の資格としてITパスポートがあります。
受験者数は、100,444人(2009年度)です。
まだ始まったばかりの試験ですが、10万人の大台を超えています。
他にも、家計の専門家になるためのファイナンシャルプランニング技能検定というのがあります。
受験者数は、79,304人(2010年5月実施)です。
長引く不景気で家計が苦しくなり、お金に関する知識の必要性が高まってきているのか、多くの受験生を集めています。年3回実施されていますので、年間の受験者数はこの3倍です。
4、最後に
これらのデータを参考に、自分が資格を取得した後、どのように活用するのか?自分は何をしたいのか?などを考えて、様々な要素を考慮して、どの資格を取るべきかじっくりと考えてみてください。
資格を取ることは、あくまで手段で通過点にすぎません。自分の人生の目的やゴールを考えながら、どの資格を取るべきか、または、資格を取る必要はないのかを考えることが大切だと思います。
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