高齢者住まいアドバイザー検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
高齢者住まいアドバイザー検定は、高齢者の住まいの選び方(老人ホーム、サ高住等)、介護保険や年金などの社会保障、介護の現場に置ける離職防止など、高齢者に関わる仕事などをしている人に役立つ基礎知識を学ぶ事ができる検定試験で民間資格の1つです。
これから日本は世界でも類をみない超高齢化社会に突入していくため、介護や福祉の仕事に携わる人だけではなく、あらゆる人にとって高齢者の暮らしや社会保障に関する基礎知識が必要です。
高齢者住まいアドバイザー検定は、名前からは住まいに関することだけを学ぶ事ができる検定のように感じますが、幅広く高齢化社会で求められる知識を学ぶ事ができます。
ちなみに、高齢者の住まいに関する資格としては、福祉住環境コーディネーターがあります。
福祉住環境コーディネーターも1級で高齢者向け居住施設の種類と機能などを学びますが、どちらかというと高齢者が過ごしやすい住環境(バリアフリー等)にリフォームする知識などを中心に学美ます。
他方で、高齢者住まいアドバイザーは有料老人ホームやサ高住などの高齢者向け居住施設の種類や機能を中心に学びます。
また、高齢者住まいアドバイザーの資格取得者向けに、様々な有料セミナーが開催されています。
例えば、保険営業マン向けセミナーやリフォーム営業マン向け有料セミナーなどです。
高齢者に関わりビジネスをする人にとっては、有益な情報が得られるかもしれないので、そういうものに興味のある人にはおすすめの検定試験です。
資格取得後にビジネスに役立つセミナーなどを多数開催しているため、以下のような職種の人が主な対象とされています。
ケアマネージャー、ソーシャルワーカー(MSW)、終活アドバイザー、不動産業(宅建士)、税理士、銀行員、保険外交員、行政書士、民生委員など。
高齢者住まいアドバイザー検定の概要
受験資格
受験資格は特にありません。誰でも受験する事ができます。
試験内容
マークシート方式の筆記試験で実施されます。
35問出題。
試験科目
以下の範囲から出題されます。
- 高齢化の加速と住まいの整備
- 老後の暮らしの資金(公的年金、社会保険、民間保険等)
- 介護保険の知識(介護保険制度、介護保険サービス等)
- 在宅の暮らし(介護の備えと介護予防、高齢者にも住みやすい住宅環境、在宅で利用できる介護・医療サービス、介護と仕事の両立等)
- 高齢者住宅・施設(高齢者住宅・施設の種類と概要、経営主体、利用する介護保険サービス、居住の権利と保全措置等)
- 高齢者住宅・施設の探し方・選び方(現状把握とライフプラン、選び方のチェックポイント、収支のシミュレーション、重要事項説明書、身元引受人等)
合格基準
7割以上の正解で合格となります。ただし、問題の難易度によって多少の補正がされる場合があります。
申込み期間
以下の期間に申し込みの受付がされています。
- 3月試験:1月〜3月くらい
- 9月試験:7月〜9月くらい
試験日
現在のところ3月と9月の年2回実施されています。
試験地
東京、大阪、福岡の3ヶ所で実施されています。
合格発表日
試験終了後、約6週間くらいで郵送にて合否が通知されます。
受験料
以下の受験料が必要です。
- 受験料:7,000円(学生は5,000円)
- 認定登録料:2,000円(合格者のみ)
- 更新料:3,000円(3年分)
- 直前対策講座:8,000円
直前対策講座は試験びと同日に実施されています。受講は任意です。
問合せ先
東京事務所
〒103-0027
東京都中央区日本橋3‐2‐14
日本橋KNビル4階
横浜事務所
〒230-0051
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央3-1-6
ダイアパレス鶴見第2-1001
TEL:03-6317-4745
E-mail:info@ksa-kentei.com
高齢者住まいアドバイザー検定についてのコメント
高齢者住まいアドバイザー検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
高齢者住まいアドバイザー検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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