給与計算実務能力検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
次回の試験日は
給与計算実務能力検定は、給与計算業務に対する知識・実務遂行力の明確な評価尺度として、その実務能力を測るための検定試験で、内閣府認可の一般財団法人職業技能振興会が合格者を認定する公的資格の1つです。
就職 企業・団体の総務・人事・経理などの管理部門で活躍でき、どの企業においても給与計算業務はかかせないため、就職・転職の際に有利です。
毎月の給与計算を行うだけなく、賞与計算や年末調整、社会保険や税務に付随する手続きなど多岐にわたる業務を行うことができるようになります。
OLとして事務の仕事をしたい人、経理の仕事をしたい人などは、給料の計算などができると重宝がられる事があるので、取得しておくと役立つ事があるでしょう。
特に、中小零細企業では、給料の計算などができると重宝される事が多いです。
簿記やファイナンシャルプランナーの資格と関連性が高いので、これらの資格も併せて持っておくと良いでしょう。
給与計算に関する資格としては、給与計算検定(※廃止)という資格があったのですが、今は廃止されています。
したがって、現在は給与計算に関する資格・検定はこの給与計算実務能力検定だけとなっています。
この給与計算実務能力検定も2014年から実施されたばかりの検定で、まだまだ歴史が浅いです。今後価値のある検定になっていくかどうかは未知数です。
給与計算実務能力検定の概要
受験資格
受験資格は特にありません。誰でも受験する事ができます。
2級と1級の併願、2級未取得者の1級受験も可能です。
レベル
- 【1級】
- 労働法令や税務についても正しく理解し、複雑な制度やイレギュラーな給与体系にも対応可能、また年末調整を含め、年間を通じて給与計算に関するすべての業務に精通したレベル。社会保険や税務等付随する手続きを行うことができ、給与計算業務のリーダーとして管理できる者。
- 【2級】
- 実務上の基礎となる労務コンプライアンスについて正しく理解し、基本的な給与計算の計算を行い、明細を作成出来るレベル。
一般職員として、通常の月次の給与計算業務をこなせる者。
試験内容
択一式のマークシート方式で実施されています。制限時間は120分。
出題数は全部で40問。
2級:知識問題35問と計算演習5問
1級:知識問題30問と計算演習10問
試験科目
以下のようなテーマから出題されます。
- 給与計算業務に必要な基礎知識
- 給与計算実務に必要な法的知識(労働基準法等)
- 計算演習問題(実際の給与計算)
合格基準
合格基準は各級それぞれ以下のようになっています。
- 【2級】
- 出題問題のうち7割以上の正解で合格。
- 【1級】
- 出題問題のうち7割以上かつ計算問題の6割以上の正解で合格。
申込み期間
試験日の1ヶ月くらい前まで募集の受付がされています。
試験日
例年3月と11月の年2回実施の予定です。
試験地
全国23の地域で実施されています。
北海道、宮城、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、香川、福岡、熊本、大分、鹿児島、沖縄
北海道、宮城、栃木、埼玉、千葉、東京は、2会場で実施されています。
受験料
- 【1級】
- 10,000円
- 【2級】
- 8,000円
給与計算実務能力検定試験は、2年毎に更新する必要があります。
資格更新量は、ポスト投函で受け取る場合が、6,000円。配達員より対面で受け取る場合が6,500円となっています。
問合せ先
一般社団法人実務能力開発支援協会
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル6階
TEL:03-5283-6508
FAX:03-5217-2671
給与計算実務能力検定についてのコメント
給与計算実務能力検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
給与計算実務能力検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
0件