情報セキュリティスペシャリスト試験(※廃止)について
この記事は、文字実が執筆しました。
情報セキュリティスペシャリスト試験は、独立行政法人情報処理推進機構情報処理技術者試験センターが実施している、経済産業大臣認定の国家資格です。
情報セキュリティスペシャリスト試験は、平成21年度以前は、テクニカルエンジニア(エンベデッド)試験という名称で実施されていましたが、平成21年度以降名称が変更されています。
受験対象者は、高度IT人材として確立した専門分野をもち、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守において、情報セキュリティポリシに準拠してセキュリティ機能の実現を支援し、又は情報システム基盤を整備し、情報セキュリティ技術の専門家として情報セキュリティ管理を支援する者とされています。
ITが進歩し、私たちの生活に不可欠なものとなっていくに従って、システムの脅威・脆弱性は、社会に絶大なる影響を及ぼす危険性があります。セキュリティ技術は、IT技術とともに両輪として進化していくことが求められますので、今後さらに需要が拡大していくことが予想されます。
ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者の上位レベルに位置する資格と考えられていますので、段階的に受験するのがおすすめです。
※情報セキュリティスペシャリスト試験は、2016年10月の試験を最後に廃止され、情報処理安全確保支援士という新しい資格に変更され実施されています。
情報セキュリティスペシャリスト試験(※廃止)の概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受験することができます。
試験内容
〜午前1〜
時間:9:30〜10:20(50分)
出題形式:多肢選択式(四肢択一)
出題数:30問
解答数:30問
〜午前2〜
時間:10:50〜11:30(40分)
出題形式:多肢選択式(四肢択一)
出題数:25問
解答数:25問
〜午後1〜
時間:12:30〜14:00(90分)
出題方式:記述式
出題数:4問
解答数:2問
〜午後2〜
時間:14:30〜16:30(120分)
出題方式:記述式
出題数:2問
解答数:1問
試験科目
1、情報システムの脆弱性・脅威分析
2、セキュリティ要件定義
3、セキュリティ機能の設計
4、セキュリティ機能の実装とテスト
5、セキュリティ機能の本番移行
6、情報セキュリティ面からのレビュー
7、情報システム運用時のセキュリティ管理の支援
8、開発プロジェクトの管理
9、情報セキュリティマネジメントの支援
合格基準
午前、午後ともに100点満点中、60点以上で合格となります。
申込み期間
例年以下の期日に受付されています。
春:1月中旬から2月中旬くらい
秋:7月中旬から8月中旬くらい
試験日
例年、以下の期日に実施されています。
春:4月の第3日曜日
秋:10月の第3日曜日
受験料
5,100円
情報セキュリティスペシャリスト試験(※廃止)についてのコメント
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