海技士(機関)について
この記事は、文字実が執筆しました。
海技士(機関)とは、遠洋漁業などを行う漁船のエンジン類の機械および船内の機器の運転および管理・点検を行い、船の安全航行に努める専門家の称号です。
海技士(機関)の仕事の収入は一般的な人のものと比較すると多いです。収入が多いのは魅力的ですが、遠洋漁業などを行う場合、生活の大部分を海上で過ごさなければならないため、体力的にも精神的にも厳しいのが現実です。
海技士(機関)の等級は1〜6級海技士(機関)に分かれ、資格取得には試験プラス免許講習の受講が必要となります。
あまり有名とはいえない特殊な国家資格ですが、この仕事をする人には必要なものですので、小さいながらも常に一定の需要はあります。
関連資格:海技士(航海) / 海技士(通信・電子通信)
海技士(機関)の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
船舶の航行する区域や船舶の推進機関の出力の区分ごとに、それぞれ乗船履歴が定められている。
詳しくは船舶職員法施行規則を参照ください。
試験内容
〜学科・筆記〜
機関に関する科目(その1):
1、出力装置
2、プロペラ装置
機関に関する科目(その2):
1、補機、電気工学および電気装備
2、自動制御装置
3、甲板機械 ほか
機関に関する科目(その3)(5〜1級):
1、熱力学
2、製図(3・2級のみ) ほか
執務一般に関する科目:
1、当直・保安・機関一般
2、英語(5〜1級) ほか
〜学科・口述〜
筆記合格者に実施
〜身体検査〜
1、視力
2、聴力
3、眼疾患の有無
4、疾病および身体障害の有無
申込み期間
【申し込み期間】
定期試験:試験開始日の35日前〜15日前
2月試験は40日前〜15日前まで
臨時試験:試験地の各地方運輸局が公示
【申込方法】
海技従事者国家試験申請書に写真、戸籍妙本もしくは住民票(本籍記載のものに限る)、船員手帳、海技士身体検査証明書、受験料(相当する収入印紙)などを添えて、受験する各地方運輸局へ申請する。
試験日
例年、以下の期日に実施されています。
定期試験:4月、7月、10月、2月
臨時試験:試験地の各地方運輸局が公示
受験料
学科・筆記:2,400〜7,200円
学科・口述:3,000〜7,500円
身体検査:870円
参照:国土交通省
海技士(機関)についてのコメント
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