精神保健福祉士試験の解説!合格者、合格点などのデータも掲載。資格キング

精神保健福祉士試験について

精神保健福祉士試験のイメージ画像

精神障害で苦しむ人に寄り添いサポートするのは大変だけどとてもやりがいのある仕事。

精神保健福祉士は精神障害者の生活相談に応じるなどして福祉の増進を図り、社会復帰の手助けをすることを主な仕事とする国家資格です。

一般的には精神医学ソーシャルワーカーや精神科ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)と呼ばれている職業です。

社会福祉士介護福祉士とこの精神保健福祉士を合わせた3つを三福祉士と呼び、福祉の分野における三大資格として高い評価が与えられている価値の高い資格です。

業務独占資格ではなく精神保健福祉士の資格を有していなければできない業務というものはありませんが、以下のように様々な点で事実上業務独占資格に準ずるような特別な地位が与えられています。

まず、精神障害者の社会復帰をサポートする施設はたくさんあるのですが、そのいくつかの施設でで有資格者が必置とされています。

例えば、家庭において日常生活を営むのに支障がある精神障害者が日常生活に適応することができるように、低額な料金で、居室その他の設備を利用させ、必要な訓練及び指導を行なうことによりその者の社会復帰の促進を図る施設である精神障害者生活訓練施設(援護寮)では精神保健福祉士の資格を有する者が必置とされています。

つまり、これらの施設を設置・維持するためには必ず精神保健福祉士の資格を有する者が必要だということを意味し、それゆえに福祉の現場において必ず一定数の需要があるということです。

また、精神科病院において精神保健福祉士が設置されている病院とそうでない病院を比較した時に、精神保健福祉士が配置されている病院の方が患者の平均入院日数が短いという結果が出ていることから、精神科病院において精神保健福祉士を設置することで診療報報酬が加算されるようになりました。

これは精神保健福祉士が精神病患者の回復に大きな貢献をしていることが証明されたことになります。

この精神保健福祉士の配置加算制度ができたことによって、福祉だけでなく医療の分野においても精神保健福祉士の地位が向上し、病院の経営側も精神保健福祉士を採用をする大きな動機になっています。

このように精神保健福祉士の活躍の場は広がってきており、それに伴って資格のステータスや価値も向上しています。

現代社会は「心の病」を抱えている人がどんどん増加している傾向にあり、今後も精神保健福祉士の需要は増えていくと思われます。

精神障害者に関わる仕事をしたい人は必ずとっておきたい資格です。

なお、社会福祉士試験と精神保健福祉士試験は以下の試験科目が共通していますので、福祉系の4年制大学を卒業しているなどで受験資格さえ満たしていればダブル受験して両方を取得することも可能です。

まとめて合格すれば時間・労力を大幅に節約できます。また社会福祉士と精神保健福祉士のダブルライセンスになると就職・転職で圧倒的に有利になりますのでぜひ挑戦して下さい。

精神保健福祉士試験の概要

【精神保健福祉士試験概要】

受験資格

精神保健福祉士試験は、精神保健福祉士法に基づいて実施されており、以下のような受験制限があります。

1、保健福祉系の4年制大学で指定科目を修めて卒業した者

2、保健福祉系の2年制(または3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(または1年以上)相談援助の業務に従事した者

3、福祉系4年制大学で基礎科目を修めて卒業した者などで、精神保健福祉士短期養成施設(6カ月)を卒業した者

4、4年制大学卒業者などで、精神保健福祉士一般養成施設(1年)を卒業した者

5、4年以上の実務経験者で、精神保健福祉士一般養成施設(1年)を卒業した者

など、他にも受験制限を得る方法はあります。

受験資格をまとめた表を以下に掲載してありますので参考にして下さい。

試験内容

5肢択一のマークシート方式の筆記試験によって実施されています。

1日目
13:30〜15:50の140分(弱視等受験者は時間が1.3倍になります。)
2日目
10:00〜12:15の135分(弱視等受験者は時間が1.3倍、点字等受験者は時間が1.5倍になります。)
試験科目

以下の範囲から出題されます。

【1日目】

  • 精神疾患とその治療
  • 精神保健の課題と支援
  • 精神保健福祉相談援助の基盤
  • 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
  • 精神保健福祉に関する制度とサービス
  • 精神障害者の生活支援システム

【2日目】

  • 人体の構造と機能及び疾病
  • 心理学理論と心理的支援
  • 社会理論と社会システム
  • 現代社会と福祉
  • 地域福祉の理論と方法
  • 福祉行財政と福祉計画
  • 社会保障
  • 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 保健医療サービス
  • 権利擁護と成年後見制度

【精神保健福祉士試験と社会福祉士試験の共通科目】

  • 人体の構造と機能及び疾病
  • 心理学理論と心理的支援
  • 社会理論と社会システム
  • 現代社会と福祉
  • 地域福祉の理論と方法
  • 福祉行財政と福祉計画
  • 社会保障
  • 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 保健医療サービス
  • 権利擁護と成年後見制度
免除項目

社会福祉士の登録を行なった方(または登録申請中の方)は、受験申込時に必要な書類を提出することで、社会福祉士との共通科目が免除されます。

合格基準

次の2つの条件を満たした者が合格となります。

配点は1問1点の163点満点です。

  1. 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者であること。
  2. 1を満たした者のうち、以下の試験科目16科目群(ただし、※1に該当する者にあっては、5科目群。)の各科目群すべてにおいて得点があった者であること。
  1. 精神疾患とその治療
  2. 精神保健の課題と支援
  3. 精神保健福祉相談援助の基盤
  4. 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
  5. 精神保健福祉に関する制度とサービス、精神障害者の生活支援システム
  6. 人体の構造と機能及び疾病
  7. 心理学理論と心理的支援
  8. 社会理論と社会システム
  9. 現代社会と福祉
  10. 地域福祉の理論と方法
  11. 福祉行財政と福祉計画
  12. 社会保障
  13. 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  14. 低所得者に対する支援と生活保護制度
  15. 保健医療サービス
  16. 権利擁護と成年後見制度

※2:精神保健福祉士法施行規則第6条の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者にあっては、配点は、1問1点の80点満点とする。

申込み期間

例年、9月上旬〜10月上旬くらいに受付されています。

試験日

例年、1月下旬に2日間で実施されます。

試験地

以下の7試験地で実施されています。

  • 北海道
  • 宮城県
  • 東京都
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 広島県
  • 福岡県
合格発表日

例年、3月中旬くらいに合格発表があります。

受験料

受験する方法によってそれぞれ以下の受験料が必要です。

  • 精神保健福祉士のみ受験する場合:16,400円
  • 精神保健福祉士と社会福祉士を同時に受験する場合:20,020円(内訳:精神保健福祉士13,190円、社会福祉士6,830円)
  • 精神保健福祉士の共通科目免除により受験する場合:13,120円
問合せ先

公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1丁目5番6号 SEMPOS(センポス)ビル 試験室
TEL:03-3486-7521
FAX:03-3486-7527

精神保健福祉士の受験資格と資格取得までの流れ

参照:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター(精神保健福祉士国家試験)

精神保健福祉士試験についてのコメント

精神保健福祉士試験について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

精神保健福祉士試験に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

2件

HN(ハンドルネーム):圭子 | 2017年5月3日19:02:36

私は、今から3年前に精神保健福祉士の受験を行いました。私は、それ以前に社会福祉士の資格を取得していたので科目免除の試験があり受験を行う事にしたのです。受験勉強を行うにあたり、過去に社会福祉士の資格を取得した時の勉強方法を思い出していました。私は普段は会社に行って仕事をしていたので勉強の時間を作る必要がありました。会社が終わった後に勉強をするのは、大変なことです。私は、ファミリーレストランで勉強をすることにしていました。ファーストフード店でもかまいません。1時間を目途に勉強をすることにしていました。あまり長時間勉強を行うと集中力が低下してしまい、翌日の仕事に影響を及ぼすこともあったからです。あと、働きながら勉強をする際に活用するのによいのが、電車の中の時間を活用する事が良いです。あまり通勤時間帯に乗ってしまうと、窮屈で勉強できませんが早い時間に乗ると電車がすいているので比較的勉強がしやすくなります。帰りの電車も一本遅れさせて一番初めに乗れるようにすると電車に座ることもできるので勉強をすることも可能です。私がもっともオススメする勉強方法は過去問題をひたすら解いていくというものです。精神保健福祉士の試験は四択で答える試験なので、勘でも正解する事あります。まずは過去問題を解いて試験問題になれて、問題の解説を理解していきます。参考書を一から勉強するのだと時間がかかってしまいます。参考書を一から勉強した方が合格率はは高くなると思いますが、時間がかかります。過去問題を解いて、わからない所は参考書を利用する勉強方法が社会人の方など忙しい方には良いと思います。私は、受験日の4か月前から勉強を始めました。私は社会福祉士の資格を取得しているので、免除科目がありましたが、免除科目がなくても半年勉強すれば合格できる可能性は高くなると思います。あきらめず勉強をすれば必ず合格できますので頑張ってください。

HN(ハンドルネーム):鈴美 | 2017年4月12日10:44:12

私が国家資格である精神保健福祉士(PSW)を取得したプロセスについてお話します☆

まず,精神保健福祉士とは,主に精神障害者の人が社会復帰できるように援助するお仕事を担当しています。PSWと略されます。国家資格になっています。

病院や,福祉施設などで働いています☆

そもそも私は,「精神保健福祉士」になりたいと思っていませんでした。

大学に入学した時,パンフレットに「精神保健福祉士が取得できます」と書かれていたから,「職に困らないように資格くらいとっておこうかな…」という軽い気持ちで勉強をはじめました…(笑)
私みたいな軽い気持ちで目指す人は特殊だと思います…(笑)。

目指してみると本当に大変!!
資格取得のための授業はみっちりあるし,福祉施設や,病院での実習もあります。
軽い気持ちでは,精神障害の人と関わるのは難しいですね!(気づくのが遅い)
病を抱えておられる人が相手のお仕事なので,それなりの覚悟と自覚が必要です。

軽い気持ちで始めたのですが……私はどんどん精神保健福祉の世界にはまっていきました。
精神の病を抱えた人が,どのような生活をしているのか。精神保健福祉士の立場として,何ができるのか。そんなことを真剣に考えるようになりました。

そして,実習も終わると,卒業間近には国家試験があります!

合格率は6割程度。とにかく科目数が多く,試験範囲が広いため,どこから勉強していいか分かりません。

私は過去問をフル活用しました。過去問三年分を三周しました。ただ問題をこなすのではなく,間違えた問題は何が分からなくて間違えたのか,覚えていない用語はノートにまとめて覚えます。特に,法律や保険制度について私は苦手だったので,教科書を読み返し,まとめ直して勉強しました。

そして,無事に一発合格!今は精神保健福祉士として働いているわけではありませんが,法制度や心理学など,学んだ事は活かせています。そして,今の職を失っても,精神保健福祉士の資格さえあれば仕事には困らないので,安心感がありますね。

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