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作業療法士試験について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

作業療法士試験とは、精神や身体に障害を持つ人の社会復帰のための処置を施す能力を有するかどうかを試すための資格試験で、国家資格とされています。

園芸、陶芸、手工芸などによる作業訓練を行うことによって、精神や身体に障害のある人たちに社会復帰や、生きがいのある生活が送れるように指導・援助を行うのが作業療法士です。

超高齢会社会の時代を迎え、痴呆症を患っている人が増えているため、作業療法士の必要性が高まっています。

高齢者が健康で豊かな生活を享受できるために、リハビリテーションをする機関、施設は今後ますます増設され、そこで働く作業療法士に寄せられる期待も大きいので、やりがいのある仕事だと思います。

似たような資格として理学療法士という資格があります。理学療法士と作業療法士の違いはこちらの記事をご覧下さい。

〜作業療法士になるまでの道〜

作業療法士になるまでのプロセス図

 

作業療法士試験の概要

受験資格

以下のような受験制限があります。

1、大学入学資格がある者で、文部科学大臣が指定した学校か厚生労働大臣が指定した作業療法士養成施設において、3年以上、作業療法士として必要な知識および技能を修得した者(修業または卒業見込みの者を含む)。

2、外国で作業療法士免許に相当する免許を取得し、厚生労働大臣が1と同等以上の知識および技能をもつと認定した者など。

試験内容

一般問題と実地問題に区分して、筆記試験が行われます。

試験科目

〜一般〜

1、解剖学
2、生理学
3、運動学
4、病理学心理学
5、臨床心理学
6、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
7、臨床医学大要(人間発達学を含む)および作業療法

〜実地〜

1、運動学
2、臨床心理学
3、リハビリテーション医学
4、臨床医学大要(人間発達学を含む)および作業療法

視覚障害者に対しては、弱視用試験または点字試験による受験が認められています。点字試験受験者には、実地問題に代えて同一科目で(口述・実技)が行われます。一般問題と実地問題に区分して、次の科目について筆記試験が行われます。

〜一般〜

1、解剖学
2、生理学
3、運動学
4、病理学心理学
5、臨床心理学
6、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
7、臨床医学大要(人間発達学を含む)および作業療法

〜実地〜

1、運動学
2、臨床心理学
3、リハビリテーション医学
4、臨床医学大要(人間発達学を含む)および作業療法

視覚障害者に対しては、弱視用試験または点字試験による受験が認められています。

点字試験受験者には、実地問題に代えて同一科目で(口述・実技)が行われております。

申込み期間

例年以下の期間に受付されています。

1月上旬〜中旬。

試験日

例年以下の期日に実施されています。

一般・実地:3月上旬

口述・実技:3月上旬

受験料

10,100円(収入印紙)

参照:社団法人日本作業療法士協会

作業療法士試験についてのコメント

作業療法士試験について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

作業療法士試験に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

1件

HN(ハンドルネーム):ラム | 2023-05-08 06:16:31

私が作業療法士の国家資格を取ろうと思ったのには次の理由があります。高齢化社会に伴い、リハビリテーション職の需要が高まっているということで、作業療法士になりたいと思ったのが、そもそものきっかけです。
勉強の仕方ですが、4年次は国家試験合格のプログラムが組まれていて、最初はその講義に参加しながら学んだことをまとめていく作業をしていました。しかし、私は他の人と勉強するより一人で勉強するほうが向いていたので、基礎知識を固めた後は、クエスチョンバンクという過去問集で応用力を付けるという作業を、一人で黙々とやっていました。模試の結果も徐々に上がっていたので、精神的に安定して本番に臨むことができました。
合格する上で大切だと感じたのが、基礎を徹底的に理解することと、根拠がなくてもいいから自信をもつこと(本番の精神的な安定に一番重要だと個人的には思ってます)、自分にあった勉強法をみつけていることの3つです。これらのことが出来ていれば、資格や検定などの合格ラインが明確な試験であれば落ちることは、あまりないのではないかと思います。逆に、基礎をおろそかにして難しい問題ばかり解こうとしていたり、闇雲に不安になっていたり、周りに合わせるだけの勉強をしたりしていた人たちは、あまり成績が伸びてませんでした。
ちなみに合格し就職すれば、当面は仕事に困る事のない職種だと思います(今後時代の変化ともに需要が変化していく可能性もありますが)。人との関わり、人の人生に寄り添う仕事なのでやりがいもあります。オススメの資格です。

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