理学療法士試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
理学療法士とは、身体に障害を持つ人の相談相手となり、身体機能の回復のための処置を施す専門家になるための資格で、国家資格とされています。
身体に障害をもつ人に、運動療法、温熱、低周波などを使った物理療法を行いながら機能回復を図り、一日も早い社会復帰をめざす訓練を行うのが理学療法士です。
福祉施設などでのデイケアやデイサービスの拡充が進むなかで、理学療法士の活躍の場はさらに広がりをみせており、今後資格の価値が高まっていくことでしょう。実際に、低迷している日本経済の中でも求人が増えている分野です。
似たような資格として作業療法士という資格があります。理学療法士と作業療法士の違いはこちらの記事をご覧下さい。
〜理学療法士になるまでの道〜
理学療法士試験の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
1、大学入学資格がある者で、文部科学大臣が指定した学校が厚生労働大臣が指定した理学療法士養成施設において、3年以上、理学療法士として必要な知識および技能を修得した者(修業または卒業見込みの者を含む)
2、外国で理学療法士免許に相当する免許を取得し、厚生労働大臣が1と同等以上の知識および技能をもつと認定した者など。
試験内容
筆記試験と実技試験によって実施されています。
試験科目
一般問題と実地問題に区分して、筆記試験を行う。
〜一般〜
1、解剖学
2、生理学
3、運動学
4、病理学概論
5、臨床心理学
6、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
7、臨床医学大要(人間発達学を含む)および理学療法
〜実地〜
1、運動学
2、臨床心理学
3、リハビリテーション医学
4、臨床医学大要(人間発達学を含む)および理学療法
※点字試験受験者に対して、実地問題に代えて同一科目で〔口述・実技〕が行われます。
申込み期間
例年以下の期間に受付されています。
7月上旬〜8月下旬。
【申込方法】
受験者の教育歴・経験などにより必要な1〜8までの書類に、受験料の指定講座振込の控えを添付して簡易書留で郵送する。
1、資格認定申請書
2、履歴書
3、学歴証明書
4、職歴・職務内容証明書
5、在籍証明書
6、履修単位証明書(または成績証明書)
7、履修単位自己申告書
8、修士論文証明書
試験日
例年以下の期日に実施されています。
一般・実地:3月上旬
口述・実技:3月上旬
受験料
10,100円(収入印紙)
参照:厚生労働省
理学療法士試験についてのコメント
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