外国人雇用管理士について
この記事は、文字実が執筆しました。
次回の試験日は
外国人雇用管理士は、2020年に誕生した新しい資格で、外国人雇用の管理をする人材を育成するために実施されています。
新在留資格制度を活用する重要なポイントを習得し、必要な知識やノウハウを習得する事ができます。
日本は、人口減少が進んでおり、40年後くらいには1億人を下回るという予想が出ています。
それにともなって労働人口が減少し、労働力を補うために外国人を受け入れる必然性が生じています。
2019年4月より改正入管法が施行されており、今後も外国人労働者の数は増えていく事が確実になっています。
企業にとっては、優秀な外国人労働者を確保する事が、会社の発展に大きく影響するようになってきています。
優秀な外国人労働者を確保する事は、一企業の成長の問題にとどまらず、日本経済の発展にとっても不可欠の要因となっています。
外国人労働者の雇用に関わる企業の担当役員、総務人事の人だけでは無く、行政書士、弁護士、社労士などの専門家が合わせて持っていると役立つ資格になるでしょう。
今後も外国人労働者は増加していく事が確実で、採用や管理を行う事は非常に重要な業務となる事が予想されるので、正しい知識を身に付けておくと何かと役立つでしょう。
できたばかりの新しい資格ですが、今後の時代の流れにマッチした資格です。
試験に合格後、東京都外国人就労認定機構へ外国人雇用管理士として登録し、講習会を受講することで、登録証の交付を受けることができます。
試験の合格の効力は2年間で、2年以内に登録しない場合は失効します。
なお、想定される受験対象者は、以下のようになっています。
- 外国籍就労者雇用を行う企業の人事・総務担当者・経営者
- 送出機関、管理団体、登録支援機関の担当者
- 外国籍就労者支援を行う行政書士、弁護士、社労士
- 外国籍就労者を扱う人材紹介・人材派遣企業
- 外国人雇用に興味のある学生や社会人
- 転職時や再就職に活用したい社会人
外国人雇用管理士の概要
受験資格
受験資格は特にありません。誰でも受験する事ができます。
ただし、合格したとしても、次のいずれか一つに該当する方は、登録することはできません。
- 成年被後見人または、被保佐人。
- 禁固以上の刑に処され、刑の執行が完了または刑の執行を受けることがなくなった日から5年を経過していない方。
- 破産者で復権を得ていない方。
試験内容
マークシートの択一試験で実施されます(50問4肢択一)。
試験時間は2時間です。
試験科目
以下の範囲から出題されます。公式テキストがあります。
- 外国籍就労者の募集および採用
- 外国籍就労者の労働条件
- 外国籍就労者の安全衛生
- 外国籍就労者の社会保障
- 適切な人事と福利厚生
- 在留資格の種類
- 労働契約の終了
- 外国籍就労者の不法就労
- 異文化理解
申込み期間
例年4月~7月に申し込みの受付けが行われています。
試験日
年1回の開催(8月)となっています。
試験地
東京、大阪の2会場で実施されています。
免除項目
外国人雇用管理士直前対策講座が実施されており、外国人雇用管理士試験や、実際の外国人雇用において重要なポイントを学ぶ事ができます。参加者全員の一発合格を目標として実施されていますので効率よく学習して合格したい人は受講すると良いでしょう。
講習受講者は外国人雇用管理士試験の出題範囲のうち、5問(問40~問50のうち5問分)が免除されます。なお、5問免除の有効期限は2年間とします。
オンラインで開催されています。
受験料
受験料:9,900円
合格者のうち、希望する人には合格証明書(登録証)が交付されます。(交付手数料 3,000円)
登録料:39,800円(登録講習受講料、登録証交付手数料(電子交付の適用)を含みます。)
問合せ先
一般社団法人 東京都外国人就労認定機構
外国人雇用管理士 試験事務局
〒153-0064
東京都目黒区下目黒3丁目10番29号
TEL:03-6555-4558(代)
TEL:03-6555-4554(直通)
FAX:03-6740-2235
外国人雇用管理士についてのコメント
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