日光こども検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
日光こども検定は、2009年から「日光検定」を実施している日光検定実行委員会が実施している小学生の子供を対象としているご当地検定で民間資格の1つです。
2017年(平成29年)に第一回目が実施され、郷土愛の精神を育むことなどを目的とした検定です。
「日光をよく知ってもらえる機会にしたい」の思いで、日光の歴史や行事などについて初めて試験が開催されました。
問題集をみてみると、「日光東照宮で毎年、春季例大祭か行われていますか、何日に行われているでしょうか」「日光山を開山したとされる人物は、誰でしょうか」「徳川家康か朝廷から贈られた神号(神としての称号)は何でしょうか」「ユリに似た濃い黄色の花をつけ、霧降高原に多く自生(自然に生え育つこと)する植物は、何でしょうか」「勝道上人一行か大谷川を渡れず困っていたとき、橋をかけてくれたといわれる伝説の動物は、どれでしょうか」などなど、大人にでも難しいと思われる問題が並んでいます。
日光商工会議所のページからダウンロードできる問題集は、 100問あり4つの中から回答を選ぶ四者一択式となっており、答えと解説も付いています。
全て仮名がふられているので小学生の子供でも安心です。
子供が自ら学習するという習慣を身につける良いきっかけになるかもしれません。
この問題を何度も繰り返し解いておけば完璧に近い点数で合格できるのではないでしょうか。
お父さんお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒にチャレンジすることで、より良い勉強になるでしょう。
昨今、日本は高齢化社会とも言われお年寄りたちが元気で、旅行ブームでもあります。
栃木県の旅行者を世代別でみると、『男36.8 %・女35. %』と、60 代以上の旅行者がいちばん多くなっています(平成29年栃木県観光動態調査より)。
「栃木県観光客入込数・宿泊数 推定調査」の結果からみると、2017年に日光市を訪れた観光客数は、1209万に上り前年比6.2%増とここ6年でもトップです。
日光市は、那須、宇都宮、那須塩原市の上位4市町の中でもダントツ1番人気となっており、また、2017 年の外国人宿泊数は22.2万人、市町別にみると、日光市10.2万人と最も多く、確実に観光客が増えていることは確かです。
日光市を代表する観光名所「世界文化遺産 日光東照宮 陽明門」が、4年ぶりに一般公開されたことも要因のひとつと言えそうです。
以上のことからも分かるように、観光客はますます増えそうですし、旅先に『おもてなし』の心を持つ小さな案内人がいたら嬉しいですね。
子どもがチャレンジする検定は、漢字検定、英語検定などをはじめ、「しんけん大分学こども検定」「島田市ご当地検定(子ども編)」「佐世保こども検定」など、大人顔負けのご当地検定も全国に数々あります。
知ることで好きになり、それを誰かに伝えることは、自分自信の自慢のアイテムになり、地域の活性化にもなるのではないでしょうか。
検定をきっかけに、歴史に興味をもったり、自然を訪ねてみたり、また将来の仕事にも役立つ時がくるかもしれません。
「日光こども検定」は始まったばかりで、まだ受験経験者も少ないのが現状ですが、栃木県の「こども検定」の皮切りとして他の地域のお手本の検定になることが期待したいです。
なお、対象が小学生に限定されないものとして日光検定があります。
日光こども検定の概要
受験資格
小学生のみが受験できます。
日光市以外の人でも受験できます。
試験内容
制限時間は45分で、50問出題されます。
四肢択一で出題されます。
試験科目
日光の歴史、地理、行事などについて「公式問題集」より出題されます。
合格基準
100点満点中70点以上で合格です。
申込み期間
例年、10月下旬から11月下旬くらいに申し込みの受付がされています。
試験日
例年、12月の第2日曜日くらいに実施されています。
試験地
日光商工会議所 今市事務所
日光商工会議所 今市事務所 会場 日光市平ヶ崎200-1)
合格発表日
試験日の10日後くらいに合格発表があります。
日光商工会議所事務局及びホームページにて発表されます。
合格者には合格証などが郵送されます。
受験料
500円
問合せ先
日光検定実行委員会
〒321-1262
栃木県日光市平ケ崎200番地1
TEL:0288-30-1171
FAX:0288-30-1172
日光こども検定についてのコメント
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