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色彩検定について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

色というのは、私たちの周りのいたるところに存在しており、知らず知らずのうちに私たちの感性に訴えかけ、心を動かしています。

まるで空気のように、意識しないと存在を感じる事もありませんが、私たちの心に働きかけ、美しく思い幸せを感じたり、安心感を覚えて何か物の購買を決定したり、生活のあらゆる場面で重要な役割を果たしています。

このように色(カラー)というのはビジネスの場面でも、私生活の場面でも大切な要素なので、日本にも、世界にもたくさんの資格や検定が実施されています。

日本では色の資格・検定として、最もメジャーなものの1つとしてこの色彩検定があります。色彩検定は文部科学省が後援しており公的資格の1つです。

他にもカラーコーディネーター検定や色の世界標準のPANTONEを扱うカラーデザイン検定などがありますが、歴史と実績のあるこの色彩検定の人気はまだ高いです。

色彩検定は、色の知識が全ての人に役立つ事から受験対象者の間口を広げており、誰でも楽しく色のことを学ぶ事ができるようになっています。

1級から3級にレベル分けされており、自分の能力や目標に合わせて自由にどの級からでも受験する事ができるので、色にについて知りたいという全ての人におすすめの検定試験です。

色の基礎的な知識など初歩的な内容から、色が人の心理に与える影響など深い知識まで学習することができるので、私生活を豊かにするだけではなく、ビジネスの場面でもプレゼンテーションでクライアントに体系的・論理的に色について説明することも可能になります。

色彩検定を持っていると、就職や転職の際に有利になりますし、資格手当を支給している企業も多いので、持っておいて損はない資格です。

デザインを仕事として色の専門的な知識が必要という人は、色のグローバルスタンダードとなっているPANTONEを学ぶ必要があるため、カラーデザイン検定も取得した方がいいですが、とりあえず何か色に関する資格が欲しい人や就職・転職ですぐに役立てたいという人は、最初にこの色彩検定を取得しておくことをおすすめします。

色彩検定の概要

受験資格

受験制限は特にありません。誰でもどの級からでも受験することが可能です。

試験内容

各級それぞれ以下のような方式で実施されています。

3級
制限時間は70分でマークシート方式で実施されています。
2級
制限時間は80分でマークシート方式と記述式で実施されています。
1級
1次試験は制限時間90分でマークシート方式と記述式、2次試験は制限時間90分で記述式と実技で実施されています。

試験科目

各級それぞれ以下のような内容が出題されます。

3級
色の働き、光と色、色の表示、色彩心理、インテリア、色彩調和、色彩効果、色彩と生活、ファッション、慣用色名
2級
3級の内容に加えて、配色イメージ、ビジュアル、プロダクト、エクステリア環境など
1級
3級、2級の内容く加えて色彩と文化、色彩調和論、色彩の実務、色彩心理、配色イメージ、環境、ユニバーサルデザイン

合格基準

各級ともに満点の70%前後で合格となります。但し各回の問題の難易度によって合格邸が変動する事があります。

申込み期間

例年、試験日の2ヶ月くらい前から受付が始まり、約20日くらい受付期間があります。

試験日

年2回実施。例年6月の第4日曜日と11月の第2日曜日に実施されています。

試験地

全国で実施されています。

合格発表日

各回ともに試験日の1ヶ月後くらいに合否通知が発送されます。

受験料

3級
7,000円
2級
10,000
1級
15,000円

問合せ先

【東京】

〒100-0011
東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル本館6F
TEL:03-5510-3737

【大阪】

〒532-0003
大阪府大阪市淀川区宮原3-4-30 ニッセイ新大阪ビル14F
TEL:06-6397-0203

【ニューヨーク】

295 Madison Avenue New York , New York 10017-6365
TEL:06-6397-0203

参照:色彩検定協会

色彩検定についてのコメント

色彩検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

色彩検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

2件

HN(ハンドルネーム):ミコ | 2023-05-09 04:25:16

色彩検定2級を持っています。
私が色彩検定を受けようと思ったきっかけは、色に興味があったからです。
特に職業を意識してのことではありませんでした。
単に色彩について詳しく学びたいと思うことが始まりでした。
勉強は独学でまずは3級から受けました。
3級はとても簡単で本屋さんで購入した参考書で半年ほど勉強をし、合格しました。
翌年に3級同様参考書を本屋さんで購入して次の試験に2級も合格しました。
色彩検定はそんなに難しい試験ではありません。
参考書に書いてある通り重要とあるものをしっかり把握しておけばスラスラと解けます。
その後すぐに妊娠してしまったため、まだ資格をいかすチャンスがないのですが、子育てが落ち着いたらそういう系統の仕事も探してみようと思います。
受かった後はセミナーや仕事の説明会などの情報も随時教えてくれるのでとても助かります。
現在1級の受験も考えているのですが、1級は公式の教科書しかなく、文章が難しくて理解することに苦労しています。
公式の教科書より参考書をオススメいたします。
私は勉強が得意な方ではなく、学生時はいつも赤点でした。
それでも受かれるので興味があれば是非挑戦してみてほしいです。
3級は主に色彩の基本について。
色の三原色や、光の三原色、目の構造、明るいところと暗いところの目の反応の違い、色彩記号について。
2級はインテリア、エクステリアの配色、ファッションで使われる配色の名前など日常で見るものの色彩について学びます。

私が実際に使用した参考書です。

最短で合格!色彩検定3級 テキスト&問題集
東京カラーズ 検定委員会

1回で合格!色彩検定2級 テキスト&問題集
西川礼子 著

3級の参考書は全く無知な私にもとてもわかりやすく、小さめでデザインも可愛いかったのでとても買ってよかったと思いました!
3級は公式の教科書も購入したのですか、途中から理解ができず断念。
2級の参考書もわかりやすく、1項目終わる事に問題があり、ちゃんと理解出来てるか把握出来ました。
是非とも参考にしていただきたいです。

HN(ハンドルネーム):Ayu | 2023-05-09 04:25:28

私はデザインの仕事に携わっています。会社では、色の様々なバリエーションをお客様に提案しておりましたので、活かせるのではないかと思い、2年前に色彩検定の資格を取り始めました。
勉強法によりますが、私の場合合格するまでにはたった4カ月で、合格するまでの費用は、受験料の10000円と、教科書代が7000円程度です。
参考にした参考書、過去問は、わかる!色彩検定2級ポイントレッスン(1700円)、A・F・T 色彩検定公式テキスト2級編(3240円)、色彩検定過去問題集(1944円)の三点です。
勉強方法は独学でしたが、自分にとって効率の良い勉強法を探し出すことが、合格への近道です。私の場合は、まず、参考書を、3回読みました。1回目はさらっと読む程度、2回目は蛍光ペンでわからない所に印をつけながら、3回目は2回目の時にわからなかった所の部分を中心に熟読します。それを終えると、次はとにかく過去問を解きまくりました。さらに、色の名前などについては、とにかく毎日色と触れ合うことがコツです。色彩を暗記カードに貼って、色名を暗記し、身の周りの様々な色を見ながら、それに当てはまる色を答えていきます。ここで注意したいのが、色彩のアプリなども出ていますが、実際に携帯で見る色合いと、実際に紙面でみる色彩とは微妙に色が異なるので注意が必要です。
試験は80分間で、一部記述式ですが、殆どがマーク式です。2級の合格者は60%程ですので。それほど難易度は高くない様に感じます。
この資格を習得して、給料などには反映されませんでしたが、お客様への色の提案を合理的に、かつスムーズに行えるようになりました。

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