国家公務員1種試験(※廃止)について
この記事は、文字実が執筆しました。
国家公務員1種試験は、いわずとしれた公務員試験の最高峰の試験となっています。合格して、官庁に採用されるといわゆる「官僚」として活躍することになります。
行政権のブレーンとして、国家の行政を担うというとてもダイナミックな仕事をすることになります。
三権の一つとして、能動的に行政権を行使していくので、その分責任も重いですが、やりがいもあります。
当然、試験も非常に難しくなっており、非常に狭き門となっております。しかし、近年合格者が急激に増えてきており、また、合格者の出身大学の幅も広がってきています。
ただ、試験に合格後に、官庁に採用されなければ意味がなく、またそこでかなりの絞込みがなされています。
つまり、合格者を増やして、その後の面接が非常に重視されてきているということになります。ですから、今までのように、東大・京大を初めとする一部の大学だけが合格を独占するという構図が変わってきています。
ドラマや映画で話題になっている「踊る大捜査線」シリーズでのいわゆる「キャリア」というのがこの国家公務員1種試験に合格した人たちを指します。
国の中枢で、しっかりとした高い志を持っている方は、ぜひ、この国家公務員1種試験を目指してください。
※国家公務員2種試験は、平成24年度以降は廃止され、国家公務員(総合職)という名称に変更され実施されています。
国家公務員1種試験(※廃止)の概要
受験資格
年齢による制限と大学を卒業するか、その見込みがある者、また、人事院がそれと同等の能力があると認める者という制限があります。
試験内容
一次試験:択一式
二次試験:記述式、人物面接。
試験科目
試験科目:試験科目は、どの専門によるかによっても異なりますので、詳しくは人事院にお 問い合わせく ださい。
申込み期間
例年4月上旬くらいから。
【願書配布期間】
例年2月下旬くらいから。
試験日
一次試験と二次試験があり、例年5月くらいから実施されます。
合格発表日
一次試験が例年5月の上旬、二次試験が例年6月中旬くらい。
その他
〜国家I 種試験区分別実施結果(平成19年度)〜
試験の区分 | 申込者数 | 第1次試験合格者数 | 最終合格者数 |
---|---|---|---|
行政 | 4,832(1,798 ) | 110(26) | 48(9) |
法律 | 7,495(2,442 ) | 910(192) | 477(98) |
経済 | 1,731(342 ) | 401(47) | 213(23) |
人 間 科 学 I ( 心 理 系 ) |
445(259 ) | 47(20) | 25(14) |
人 間 科 学 II ( 教育・福祉・社会系 ) |
481(263 ) | 35(12) | 18(8) |
理工I ( 一般工学系 ) |
3,292(320 ) | 749(53) | 451(38) |
理工II ( 数理科学系 ) |
225(19 ) | 44(0) | 22(0) |
理工III (物理・地球科学系) |
533(67 ) | 121(8) | 58(4) |
理工IV (化学・生物・薬学系) |
1,478(452 ) | 174(39) | 92(22) |
農学I ( 農業科学系 ) |
790(312 ) | 81(22) | 48(16) |
農学II ( 農業工学系 ) |
304(71 ) | 90(18) | 48(9) |
農学III (森林・自然環境系 ) |
608(214 ) | 121(25) | 62(15) |
農学IV ( 水産系 ) |
221(50 ) | 37(4) | 19(1) |
合計 | 22,435(6,609 ) | 2,920(466) | 1,581( 257) |
参照:人事院
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