人事評価者検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
人事評価者検定は、人事評価者として習得しておくべき基礎的な知識を学ぶことができる検定試験で、人事コンサルタント協会が実施している民間資格の1つです。
人事評価の仕事に携わる者が最低限習得しおかなければならない基本的知識、具体的には「評価の基本」「評価要素の理解」「評価者が陥りやすいエラー」などを学び理解を深めることができます。
人事評価者検定の最大の特徴は、初級に関しては受講料・受験料ともに無料で受験できることです。
また、PC・スマホを使って、24時間365日いつでも好きな時に受講して受験することができることです。
2017年8月からスタートした新しい検定試験なので、資格の価値がどうなるかはまだ未知数ですが、無料でお手軽に受験できるのがメリットなので、人材評価に関わる仕事をしている人であれば挑戦してみる価値があるでしょう。
経営者、人事担当者、人材ビジネスの営業担当者やコーディネーター、キャリアコンサルタント、社会保険労務士、その他ビジネススキルの向上に関心のある全ての人が対象になっています。
人事評価というのは、決まりきったものはなく、会社や団体によって異なります。各会社の業種、文化などによって大きく異なるのは事実ですが、人を評価するための根底にある基本的な考え方やルールというのは多くが共通しています。
その基本的な共通部分を学ぶことで、あらゆる業界や会社で応用して活用することができるようになるでしょう。
なお人事評価者検定は初級と上級の2つのレベルに分けられています。
また、より上位の資格として同じ団体(特定非営利活動法人 人事コンサルタント協会)が実施している人材測定コンサルタントが実施されています。
人事評価者検定の概要
受験資格
受験資格は特にありません。誰でも受験する事ができます。
レベル
人事評価者検定は初級と上級のレベルが設定されています。
また、さらに上位の資格として人材測定コンサルタントがあります。
試験内容
PC・スマホを使ってオンライン上で受験します。
試験科目
各級以下の範囲から出題されます。
【初級】
- 人事評価の要素に関する理解
- 能力評価
- 情意評価
- 業績評価
- コンピテンシー評価
- 人事評価者に求められるもの
- 人事評価の目的
- 納得性の高い評価への4大原則
- 評価者に対する期待と評価者の心構え
- 評価エラー
- ハロー効果
- 寛大化効果(厳格化効果)
- 中心化傾向(分散化傾向)
- 対比誤差
- 逆算化傾向
- 期末効果
【上級】
初級の全範囲に加えて以下の範囲が含まれます。
- 目標管理に関する理解
- 目標の立て方・上位方針との連動
- 内容基準
- 形式基準
- 目標管理とPDCA
- 部下育成面接の進め方
- 目標設定面接の進め方
- 目標達成面接の進め方
- 面接の留意点
- 効果的な逆質問技法
申込み期間
パソコン・スマホを使っていつでも受験することができますので、いつでも申し込むことができます。
試験日
24時間365日いつでも受験することができます。
試験地
インターネットが繋がる環境でパソコンかスマホがあれば、どこでも受験することができます。
合格発表日
受験後すぐに合否の結果がわかります。
合格証はPCで印刷して利用することができます。
また、協会が発行する厚紙のしっかりとした合格証が必要な場合は1,080円(税込)で発行してもらうことができます。
受験料
初級は受講料、受験料ともに全て無料で受験することができます。
2018年2月からスタート予定の上級については会場で試験が実施されます。受験料などは現時点で不明です。(2017年10月25日時点)
問合せ先
特定非営利活動法人 人事コンサルタント協会
〒532-0011
大阪市淀川区西中島5-5-15
新大阪セントラルタワー南館9階
TEL:06-6195-3113
FAX:06-6195-3224
人事評価者検定についてのコメント
人事評価者検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
人事評価者検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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