食を知れば、その土地の歴史や文化が分かる

沖縄食材スペシャリスト検定について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

沖縄食材スペリャリスト検定は、長寿国日本の中でも特に平均寿命が長い沖縄の伝統的な食材についての正しい知識を学び、その良さを知り理解を深めてもらうために実施されている検定試験で民間資格の1つです。

沖縄県は1970年代から30年近くの永きにわたって、平均寿命で首位の座を守り続けてきました。

しかし、2010年(平成22年)に厚生労働省が発表した都道府県別の平均寿命の推移を見ると、沖縄県の平均寿命は男性が30位、女性が3位と急落しています。

他方で長野県が男女ともに首位になっています。

この理由として考えられるが食生活です。

長野県は山岳地帯ということもあり、冬の寒さが厳しいために食物を保存したり体を温めるために塩分の多い食事が多かったのです。

そこで、徹底的な減塩運動が行われ、見事に平均寿命で男女ともに首位の座を獲得することができたのです。

反対に沖縄県では、食料自給率が27%と低く、輸入の牛肉のステーキやファーストフードを中心に肉食などの食の欧米化が進み、かつての伝統的で健康な沖縄の食文化が失われつつあることが、平均寿命のランクを落としていると考えられます。

それくらい「食」というのは私たち人間の健康にとって大切なものなのです。

沖縄食材スペリャリスト検定は、沖縄の健康・長寿を支えてきた伝統食材について一人でも多くの人に知ってもらい、また沖縄食材の食育・地産地消に貢献できることを目指して実施されています。

沖縄のグルメに興味のある人、沖縄の歴史・文化に興味のある人、食による健康・長寿に興味のある人などにおすすめの検定試験です。

ご当地検定という側面からすると観光、旅行などのレジャー産業・サービス業に従事している人に向いてる検定ですが、それだけではなく、食に関する知識や健康についても学ぶことができるので、飲食業で仕事をしている人なども含めて幅広い人に役立つ資格だと思います。

沖縄食材スペシャリスト検定の概要

受験資格

受験資格は特にありません。誰でも受験することができます。

任意ですが、検定対策セミナーも実施されていますので、そちらを受講してから試験を受験することもできます。

試験内容

4肢択一のマークシート方式で実施されています。

90分間で50問出題されます。

試験科目

沖縄食材スペリャリスト検定の公式テキストになっている「平成24年度版沖縄食材図鑑」から出題されます。

具体的には以下のような範囲から出題されます。

  • 沖縄の野菜
  • 沖縄の果物
  • 沖縄の穀物・香辛料
  • 沖縄の食肉畜産
  • 沖縄の魚介類
  • 沖縄の海藻
  • その他、栄養成分や調理例など

合格基準

100点満点中の70点以上の得点で合格となります。

申込み期間

1~2ヶ月に1回くらい実施されておりますので、その都度申し込みの受付がされています。

インターネットから申込書を入手して記入し、電話、メール、FAXで申し込みができます。

試験日

1~2ヶ月に1回くらい実施されています。

試験地

東京都、那覇市、石垣市で実施されています。

受験料

以下の手数料が必要となります。

受験料:5,400円

また、任意参加ですが検定対策セミナーが実施されており、その受講料は10,800円となっています。

問合せ先

NPO法人 食の風事務局
〒901-1414
沖縄県南城市佐敷字津波古400-77
TEL:098-943-6104
FAX:098-943-6105

参照:NPO法人 食の風事務局

沖縄食材スペシャリスト検定についてのコメント

沖縄食材スペシャリスト検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

沖縄食材スペシャリスト検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

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