日本さかな検定(ととけん)について
この記事は、文字実が執筆しました。
日本さかな検定は、日本が世界に誇る魚食文化や地域の魚の魅力を広く普及するために実施されている検定試験で 民間資格の1つです。
日本さかな検定は、通称「ととけん」とも呼ばれています。
昔から日本の子どもたちは魚のことを愛着を持って「とと」呼んでいたことから、「ととけん」という愛称が付けられています。
日本さかな検定は、農林水産省が推進している「フード・アクション・ニッポン アワード2015」にて、食文化・普及啓発部門優秀賞を受賞しています。
累計3万人以上が受験しており、最年少5歳、最年長89歳と非常に幅広い人から人気のある検定試験です。
魚は昔から私たち日本人が心身を育むために不可欠の食材でしたが、近年、魚離れが加速しており危機的な状況になっています。
日本さかな検定を受験することで、魚に関する知識が身に付くだけではなく、魚を美味しく食べたいという興味も湧いてくるようになっています。
日本さかな検定は、小学生や中学生でも受験しやすいように、3級試験では難しい漢字にはルビ表記が採用されています。
魚に関わる仕事をしている人、魚に興味がある人、何か資格・検定にチャレンジしたい子どもなどにおすすめの検定試験です。
日本さかな検定(ととけん)の概要
受験資格
3級と2級は、誰でも、どの級からでも受験することができます。
1級は、日本さかな検定2級(中級)の合格者のみ受験できます。
レベル
- 3級(初級):初めて出会う発見や感動を通して魚にもっと親しみたい方を対象とした初級レベル
- 2級(中級):魚好きにして通を自認する一般の方や漁業・流通・調理に携わる方で、もっと魚食文化の奥深さを身につけたい方を対象とした中級レベル
- 1級(上級):魚と日本の魚食文化に関する広範囲の知識の頂点を目指す方を対象とした上級レベル
試験内容
各級ともに四肢択一の問題で100問出題されます。制限時間は70分です。
試験科目
以下のような問題が出題されます。
全国各地で獲れるおいしい魚、郷土料理、漁港情報。季節ごとに味わいたい68の魚介類・海産物の基礎情報、名物料理、地域と魚にまつわる話、食品成分表の紹介。生の調理、焼く、煮る、揚げる、蒸す、常備菜の下ごしらえの基本、調理のポイント、裏技を学べる実用的レシピ。
合格基準
各級の合格基準は以下の通りです。
- 3級(初級):全100問中60問以上で合格
- 2級(中級):全100問中70問以上で合格
- 1級(上級):全100問中80問以上で合格
各級ともに、合格者数が少ない場合には、合格基準を引き下げて合格人数が調整されます。
申込み期間
例年、10月くらいに申し込みの受付が行われます。
試験日
例年、11月上旬の日曜日に実施されています。
試験地
オンライン受験と会場受験があります。
会場受験は、大分県の佐伯市で実施されます。
合格発表日
例年、12月上旬に合格発表があります。
受験料
以下の受験料が必要となります。
- 3級(初級):一般 5,200円、学割 4,940円、家族割(1名あたり) 4,940円
- 2級(中級):一般 6,300円、学割 5,985円、家族割(1名あたり) 5,985円
- 1級(上級):一般 8,200円、学割 7,790円、家族割(1名あたり) 7,790円
- 3級・2級併願割引:一般 10,500円、学割 10,500円円、家族割(1名あたり) 10,500円
問合せ先
日本さかな検定運営事務局
TEL:03-6632-5853
(土・日・祝日・年末年始除く 10:00~17:00)
E-mail:totoken@kentei-uketsuke.com
日本さかな検定(ととけん)についてのコメント
日本さかな検定(ととけん)について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
日本さかな検定(ととけん)に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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