世界遺産から歴史を学ぶこともできる

世界遺産検定について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

次回の試験日は《2023年12月10日》です。残り-139日です。

世界遺産検定とは、人類共通の財産である世界遺産についての知識や理解を深めるために実施されているNPO法人世界遺産アカデミーが実施している民間資格です。

世界には様々な人々が生活しており、それぞれが独自の伝統と文化を持っています。それら独自の伝統や文化の表れともいえる世界遺産についての理解や知識を学ぶことは、それら全てに通底する人類にとっての価値の発見につながります。

また、それだけではなく、学んだ内容を社会へ還元することや、世界遺産の保全活動の輪を広げることも目的としています。

この世界遺産検定試験を通じ、世界遺産への理解度や習熟度を基礎から専門分野に至るまで総合的に測ることができます。

受検料の一部は、ユネスコ「世界遺産基金」に寄付され、世界遺産の保護や保全等に活かされていますので、自己の世界遺産に対する知識や理解度を試すだけではなく世界遺産の保全にも貢献することができます。

世界遺産検定の概要

受験資格

4級、3級、2級は受験制限がありません。誰でも受験することができます。

1級は、2級認定者または、2007年度までのシルバー認定者の方のみ受験が可能です。

最上位であるマイスターは、1級認定者または2008年までのプラチナ認定者の方のみ受験が可能です。

レベル

マイスター
世界遺産条約の理念や諸概念を理解し、世界遺産に関する諸事象について自分の意見をもつ。
1級
世界遺産条約の理念や諸概念、関係機関について理解し、世界の全遺産の普遍的価値を学ぶ。
2級
世界遺産条約の理念や関係機関について理解し、各地域を代表する世界遺産の多様性を学ぶ 。
3級
世界遺産条約の理念を理解し、地理や歴史に登場する代表的な世界遺産の価値を学ぶ。
4級
世界遺産の見方を知り、日本を中心とする世界の有名な遺産を通して世界の広さを学ぶ 。

試験内容

マイスター
論述式で3問出題されます。試験時間は120分です。
1級
マークシート方式で90問出題されます。試験時間は90分です。
2級
選択式で60問出題されます。試験時間は60分です。
3級
選択式で60問出題されます。試験時間は50分です。
4級
選択式で50問出題されます。試験時間は50分です。

試験科目

基礎知識、日本の遺産、世界の遺産などが出題されます。

合格基準

マイスター:200点満点中、140点以上で認定されます。

1級:200点満点中、140点以上で認定されます。

2級:100点満点中、60点以上で認定されます。

3級:100点満点中、60点以上で認定されます。

4級:100点満点中、60点以上で認定されます。

申込み期間

例年、以下の期間に受付されています。

6月下旬くらいから9月中旬、8月下旬から12月上旬、2月下旬から3月上旬。

【申込方法】

WEBから申し込みます。

試験日

例年、以下の期日に実施されています。

公開会場試験は、12月上旬の日曜日と3月上の日曜日の年2回。

8月〜9月にCBT方式の試験が実施されています。

試験地

公開会場試験は、以下の試験地で実施されています。

札幌、仙台、高崎または前橋、さいたま、千葉、東京23区、東京西部(多摩地区)、横浜、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪(北)、大阪(南)、神戸、広島、岡山、高松、福岡

CBT試験は、全国約280カ所のテストセンターで実施されています。

合格発表日

例年、以下の機関に合否の発表があります。

12月試験:1月に発表

3月試験:4月に発表

CBT試験(8〜9月):2、3、4級は、試験終了後にその場で合否が分かります。1級とマイスターは、10月に発表。

受験料

マイスター:公開試験会場は19,400円、CBTは実施されていません。

1級:公開試験会場は10,900円、CBTは11,800円

1級リスタ:公開試験会場は5,000円、CBTは5,700円

2級:公開試験会場は6,500円、CBTは7,300円

3級:公開試験会場は5,400円、CBTは6,200円

4級:公開試験会場は3,800円、CBTは4,600円

2級、3級併願:公開試験会場は11,000円、CBTは実施されていません。

3級、4級併願:公開試験会場は8,800円、CBTは実施されていません。

問合せ先

特定非営利活動法人 世界遺産アカデミー
株式会社マイナビ文化事業社(業務委託先)
〒100-0003
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル 9F
TEL:03-6212-5020
FAX:03-6212-5022
E-mail:sekaken@wha.or.jp

参照:特定非営利活動法人 世界遺産アカデミー

世界遺産検定についてのコメント

世界遺産検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

世界遺産検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

2件

HN(ハンドルネーム):cima | 2023-05-09 04:21:26

私は2016年12月に世界遺産検定3級に合格をしました。私は海外旅行が好きで、今までに15カ国程海外旅行をしてきました。世界遺産も今まで日本のものも合わせると30カ所以上見てきました。世界遺産検定の合格に向けて勉強をすることで、その遺産の歴史や国の文化などもより知ることが出来ると考え、これからの旅行もより楽しみになると思い勉強をし始めました。試験勉強に使用した教材は世界遺産検定の公式問題集と過去問題集です。過去問を見ると、公式問題集に載っている内容からほぼまるまる出ていることがわかり、公式問題集の内容をざっと見た後に過去問題を解き、間違った所をノートにまとめたりして何度も暗記をしました。世界遺産委員会の歴史や内容は聞き慣れないこともあったので暗記に少し苦戦しました。また、海外の内容はカタカナなので、カタカナの名前を覚えるのに時間がかかりました。私は過去問題集を2冊買って、合計8回分の過去問をしました。だいたい3ヶ月程の期間で勉強しました。本番の試験は、内容は8割程過去問から出ていた見たことのある問題ばかりの印象で、自信を持って答えることができました。2問間違いで合格をすることができ、世界遺産に以前よりも興味を持つことができましたし、受けて良かったと思います。現在は2級合格に向けて勉強中です。

HN(ハンドルネーム):シスコ | 2023-05-09 04:21:37

世界遺産検定は文字通り世界遺産についての知識を問う検定です。私は海外旅行が好きで、各地の有名な遺跡や観光地に行くことが多いです。そのため、旅行に行った場所の背景知識や歴史を知っていれば、もっと観光を楽しめるのではないかと思い、受験することにしました。
試験勉強をする際に、公式テキストを購入しました。確か2000円ほどでした。試験勉強に必要なテキストはこの一冊で充分です。私は試験日の約2ヶ月前から勉強を始めました。本番の試験は全てマークシート式です。ですから、ひたすら知識を正確にインプットすることに重きをおきました。具体的な勉強法は、ひたすらテキストを読み込むことです。電車で移動する際や、寝る前など隙き間時間を見つけてはテキストを読んでいました。世界遺産検定を受験する人は、基本独学で勉強する方が多いと思いますが、検定を行っている団体が主催する試験対策講座もあります。それは、団体から来るメルマガから応募することができます。
世界遺産検定を持っていて、就職等で有効になると思ったことは特になかったです。ですが、話を広げるのにはもってこいの資格だと思います。また、旅行に行った際も、自分が勉強した知識とともに観光を楽しめるので、受験して良かったと思える資格です。

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