検査分析士について
この記事は、文字実が執筆しました。
検査分析士とは、特定非営利活動法人である分析産業人ネットが実施する、機器分析を行う実務家を対象としたライセンス型の資格です。
機器分析を実施する人材は化学の専門教育を受けた常勤の職員,社員が減少し、大学・短大卒とはいえ、専攻の学科は文科系にまで拡散し、人材派遣会社からの派遣というような人材を活用することが必要となっています。
このため、機器分析技術のレベルの維持・向上により我が国の産業競争力、安全で安心な生活が出来る環境を維持することが大切になってきています。
そうした背景から設置されたのが、検査分析士で、資格は3階層として 初級(グリーン)、上級(プラチナ) 特級(ゴールド)が設置されています。
検査分析士の概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受験することができます。
試験内容
〜初級資格〜
基礎的な化学・物理等の知識、分析機器等の一般知識で、個別の分析機器や手法の詳細までは問いません。
出題の範囲は受験申し込み時に配布するテキストの範囲内となっています。
〜上級資格〜
4択選択問題による基礎的な知識を問う試験(90分)と記述式の専門的な知識と経験を2つの手法について問う試験(120分)で実施されます。
また、技能については実務経験や同種資格の保持についての書類選考で行います。筆記試験及び書類選考で一定の成績を収めた方を対象に面接審査を行い、合否が判定されます。
〜特級資格〜
未定です。
申込み期間
例年4月中旬くらいから始まります。
試験日
試験は例年1回8月のはじめに東京・名古屋・京都で実施されます。
昨年度(2007年度)は第1回の初級試験を行いました。
今年度(2008年度)は第2回の初級試験と第1回の上の試験を行い、2009年度には特級の試験を開始予定です。
参照:分析産業人ネット
検査分析士についてのコメント
検査分析士について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
検査分析士に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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