ビオトープ管理士について
この記事は、文字実が執筆しました。
「ビオトープ」とは、近年ドイツで造られた言葉で、「BIO(ビオ)」が「生きもの」、「TOP(トープ)」が「場所」という意味です。
つまり、簡単に言ってしまうならば、「地域の野生の生きものがくらす場所」ということになります。
ビオトープ管理士とは、地域で受け継がれてきた自然や歴史・文化などの貴重な財産を活かし、人と自然が共存する持続可能な地域を創造する技術者を指し民間資格とされています。。
環境問題に注目されている現代では、その専門性が行政関係者からも高く評価され、国作りや町作りに関する公共事業でビオトーブ管理士が活躍しています。
また、工場敷地内の自然化や園庭ビオトープの整備など、さまざまな場面でビオトープ管理士の資格を取得している方が活躍されています。
なお、ビオトープ計画管理士とビオトープ施工管理士の2部門があります。
ビオトープ管理士の概要
受験資格
〜2級〜
基礎的な知識を有する技術者レベルで、受験資格は特になく誰でも受験することができます。
〜1級〜
業務担当責任者レベルで、以下の制限があります。
1、4年制大学卒業後、7年以上の実務経験者
2、短大・専門学校・高等専門学校卒業後、9年以上の実務経験者
3、高校卒業後、11年以上の実務経験者
4、ビオトープ管理士2級取得後、7年以上の実務経験者
5、1級土木施工管理技士・造園施工管理技士資格所持者で、資格を取得してからの実務経験が4年以上の者
レベル
〜ビオトープ計画管理士〜
地域の自然生態系の保護・保全、復元、創出の理念や野生生物等の調査技術を踏まえた広域的な地域計画(都市計画・農村計画など)のプランナーを言います。
〜ビオトープ施工管理士〜
地域の自然生態系の保護・保全、復元、創出の理念や野生動物等の調査技術を踏まえた設計・施工にあたる事業現場担当の技術者を言います。
試験内容
〜2級〜
筆記試験
・共通4科目(生態学、ビオトープ論、生態系保護論、環境関連法)
・専門科目(土地利用計画または土木・造園)
〜1級〜
筆記試験
・共通4科目(生態学、ビオトープ論、生態系保護論、環境関連法)
・専門科目(土地利用計画または土木・造園)
・実務経験に関する小論文
口述試験
筆記試験合格者のみが受験できます。
申込み期間
例年6月中旬〜8月中旬に受付されています。
試験日
〜2級〜
筆記試験:9月下旬
〜1級〜
筆記試験:9月下旬
口述試験:12月中旬
受験料
〜2級〜
9,000円
〜1級〜
13,000円
その他
〜ビオトープ管理士試験受験者の分布図〜
ビオトープ管理士についてのコメント
ビオトープ管理士について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
ビオトープ管理士に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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