天文宇宙検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
天文宇宙検定は、天文や宇宙の学者やプロの専門家を対象としたものではなく、広く一般的な市民を対象に実施されている宇宙や天文に関する検定試験で、民間資格の1つとして位置づけられます。
2011年からスタートしたまだまだ新しく歴史の無い検定なので資格・検定としての価値はまだはっきりしません。
天文宇宙検定を取得したからと言って、就職や転職に役立ったり、直接的な収入アップにつながるというような事は無いでしょう。
ただ、宇宙というのは今後爆発的にビジネス市場が拡大する可能性のあるジャンルであり、それに興味を持ち、様々な知識を身につけておくというのは、単なる趣味に留まらず実社会でも非常に役立つ可能性があります。
天文宇宙検定は、1級、2級、3級、4級と4段階のレベル分けがされており、どのような人でも自分のレベルの応じて受験しやすくなっています。
例えば4級は小学生が学ぶ程度の知識が出題されますので、星や宇宙に興味のある小学生などが、腕試しに受験するというのは明確な目標設定にもなり面白いでしょう。
趣味、雑学、生涯学習という位置づけで、時間に余裕があって星や宇宙に興味がある人にはおすすめの検定試験です。
天文宇宙検定の概要
受験資格
1級は2級合格者のみが受験できます。
2級、3級、4級は受験制限は特にありません。誰でもどの級からでも受験する事ができます。
レベル
各級ごとに以下の範囲から出題されます。
- 4級
- 小学生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天体観測や宇宙についての基礎的知識を得たい方を対象
- 3級
- 中学生で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、星座や暦などの教養を身につけたい方を対象
- 2級
- 高校生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文学の歴史や時事問題等を学びたい方を対象
- 1級
- 理工系大学で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文関連時事問題や天文関連の教養力を試したい方を対象
試験内容
4肢択一のマークシート形式で実施されています。
試験時間は、全ての級共通で50分間です。
出題数は以下の通りです。
1級:40問
2級:80問
3級:80問
4級:40問
合格基準
各級ごとに以下のようになっています。
- 4級
- 100点満点中60点以上で合格
- 3級
- 100点満点中60点以上で合格
- 2級
- 100点満点中70点以上で合格
- 1級
- 100点満点中70点以上で合格
試験日
例年10月の第2週の日曜日くらいに実施されています。
試験地
以下の3カ所で実施されています。
- 東京
- 大阪
- 名古屋
受験料
【通常料金】
- 4級
- 4,000円
- 3級
- 4,500円
- 2級
- 5,500円
- 1級
- 6,000円
【併願割引】
- 2級・3級併願
- 9,000円
- 3級・4級併願
- 7,600円
- 2級・3級・4級併願
- 12,500円
問合せ先
天文宇宙検定運営事務局
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台4-3 新御茶ノ水ビル 16F
TEL:03-3233-4808
E-Mail:info_kentei@nippan.co.jp
天文宇宙検定についてのコメント
天文宇宙検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
天文宇宙検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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