ことわざ検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
ことわざ検定は、日本語文化として重要な「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」の知識と使い方などの技能を試す事ができる検定試験です。
進学・就職・収入アップに直ちに役立つようなものではなく、生活や趣味の資格・検定という位置づけになり民間資格の1つです。
ことわざは日本において昔から伝えられている伝統ある言語文化の1つです。
ことわざには日本人の文化、歴史、伝統などを背景にしたとても価値のある言葉が多く含まれており、ただのコミュニケーションとしてのツールという役割を超えて私たちの精神にまで影響を及ぼしています。
人を思いやる心、困難に直面した時にそれを乗り越える勇気、などをことわざは私たちに与えてくれます。
しかし、残念ながら学校教育や家庭生活において、ことわざ、慣用句、四字熟語などは使われる事が減少しており、意味が分からなかったり、正確に使えない人が増えています。
ことわざ検定の勉強をする事で、言葉のボキャブラリーを広げる事ができるだけでなく、日本の伝統文化や歴史なども同時に学ぶ事ができます。
ことわざ検定は決して俗世的な実利のある資格ではありませんが、日本人として余裕があれば学んでおきたい知識ですし、持っておくと話のネタになるでしょう。
公式ホームページによるとことわざ検定に合格するメリットとしては、様々な学校の入学試験に1つの判断材料として採用されたり、就職活動の際に企業への自己アピールの1つになることだそうです。
ただ、普通の人にとっては実際にそれほど有利になる事はないでしょうから、あくまで趣味として考えておきましょう。日本語に興味がある人や作家、コピーライターなど言葉を使ってビジネスをしている人には役立つでしょう。
ことわざ検定の概要
受験資格
受験資格は特にありません。誰でも受験する事ができます。
レベル
各級ごとに以下のような対象レベルが設定されています。
- 10級
- 小学校1・2年生修了程度
- 9級
- 小学校3年生修了程度
- 8級
- 小学校4年生修了程度
- 7級
- 小学校5年生修了程度
- 6級
- 小学校6年生修了程度
- 5級
- 中学在学程度
- 4級
- 中学卒業程度
- 3級
- 高校在学程度
- 準2級
- 高校卒業・大学・一般程度
- 2級
- 大学・一般程度
- 準1級
- 大学・一般程度
- 1級
- 大学・一般程度
試験内容
漢字の記述、読みかなの記述、空欄補充などの筆記試験によって実施されています。
【試験時間】
1級、準1級、2級:60分
2級、準2級、3級、4級、5級、6級、7級:50分
8級、9級、10級:40分
合格基準
各級ごとに以下のような正解率で合否が決まります。
- 1級、準1級、2級、準2級、8級、9級、10級
- 80%程度の正解率で合格
- 3級、4級、5級、6級、7級
- 70%程度の正解率で合格
試験日
例年11月の第4週の日曜日くらいに実施されています。
試験地
以下の場所で実施されています。
- 茨城県
- 埼玉県
- 東京都
- 静岡県
- 愛知県
- 三重県
- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 奈良県
- 岡山県
- 広島県
- 沖縄県
受験料
各級によって異なります。以下のような受験料になっています。
- 10級
- 1,300円
- 9級
- 1,500円
- 8級
- 1,500円
- 7級
- 1,800円
- 6級
- 1,800円
- 5級
- 2,000円
- 4級
- 2,000円
- 3級
- 2,500円
- 準2級
- 2,800円
- 2級
- 3,000円
- 準1級
- 4,000円
- 1級
- 4,500円
問合せ先
財団法人ことわざ能力検定協会
〒530-0012
大阪市北区芝田2-7-18 オーエックス梅田ビル 新館7階
TEL:06-6225-8837
FAX:06-6225-8007
ことわざ検定についてのコメント
ことわざ検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
ことわざ検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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