遺品整理士について
この記事は、文字実が執筆しました。
遺品整理士は、故人の残していった遺品を整理するお手伝いをする専門家です。一般社団法人 遺品整理士認定協会により実施されている資格で、極めて公的な性格の強い資格です。
従来より遺品整理は、遺族の間で行われてきましたが、現在では高齢化社会、核家族化によって独居老人が増え続けており、孤独死を迎える人が増加傾向にあります。
そのような場合、遺族による遺品処理ができな事が多く、遺族以外の者が遺品を整理する必要が生じます。
遺品は、単なる処理の対象ではなく、故人の人生の様々な想いが詰まったものですので、尊厳を持って整理に取り組む必要があります。
さだまさし原作の「アントキノイノチ」が最近映画化されて話題になっていますので、遺品整理業に興味のある方は、原作の「アントキノイノチ」や映画をご覧になってみてはいかがでしょうか。
遺品整理士の勉強をすることで行政機関などと連携し、法令に則った遺品整理をすることができるようになります。
遺体と向き合うこともありますので、厳しい仕事ではありますが、これから需要の増える社会的に大切で重要な仕事です。
遺品整理士の資格があれば、運送業・リサイクル業・便利屋・リフォーム業等を営んでいる方が副業や業務の一環として遺品整理業務に取り組むこともできます。
また、開業の支援や正規の運営方法の指導を受けることもできます。
【資格取得方法】
一般社団法人遺品整理士認定協会が実施している遺品整理士養成講座を受講後、課題を提出し合格することで資格を取得することができます。
遺品整理士の概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受講することができます。
試験内容
テキスト、DVD、問題集を使って勉強することになります。
受講期間はおよそ2ヶ月くらい。
試験科目
以下のような内容を学習することになります。
- 遺品整理とは何か
- 遺品整理士が必要とされる理由
- 遺品整理を取り巻く社会問題
- 実務を行って行くために必要なこと
- 遺品整理業務の現実
- 法規制について
- 事例研究
受験料
受講料:25,000円
会費(認定料):5,000円(2年間有効)
問合せ先
一般社団法人 遺品整理士認定協会
〒066-0009
北海道千歳市柏台南1-3-1 千歳アルカディア・プラザ 4F
TEL 0123-42-0528
FAX 0123-42-0557
遺品整理士についてのコメント
遺品整理士について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
遺品整理士に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
1件
HN(ハンドルネーム):虎徹 | 2023-05-08 06:14:14
1人暮らしの叔母が亡くなり、遺品整理が行えず遺品整理業者に依頼して遺品整理を行ってもらいました。
その時に初めて遺品整理士という資格がある事をその業者の人に聞きました。
遺品整理の大変さなどを目の当たりにして、その資格を持っていればこれから先の自分の人生で役立つ気がして遺品整理の資格に挑戦しました。
遺品整理士の勉強は、簡単で遺品整理士認定協会のホームページから申込を行なえば教本やDVD、資料集などが送られて来てその教材を使って勉強をします。
その申込を行う時に、費用として2万5千円が掛かりました。
勉強の期間は、2ヶ月間で今まで知らなかった遺品整理の事を学ぶ事が出来ました。
興味がある事だったので、勉強している感じを持つ事無く学ぶ事が出来ました。
遺品整理士になるための資格試験は民間の資格試験でテストとは違い自宅で小論文を書いて提出するものでした。
そのため、パートが休みの日にゆっくりと書く事が出来て、資格試験という感じはあまりしませんでした。
試験の結果は合格で、合格した後に遺品整理士の認定協会に5千円を支払いました。
遺品整理になるために掛った費用は、合計で3万円でした。
今後遺品整理として働く予定はまだありませんが、親や親戚が高齢なのでその時に役立てたいと今は考えています。
また自分自身も終活をしていかなければいけないので、その時に役立てたいと考えています。
ただこれから高齢者が、さらに増えて行くので持っていて損はない資格だと思っています。