語彙読解力検定(※廃止)について
この記事は、文字実が執筆しました。
語彙読解力検定試験は、日本人としての必須の能力の1つである日本語力を計る検定試験です。
ベネッセと朝日新聞が共同で運営している民間資格の1つとして位置づけられます。
ボキャブラリー豊富で正確な日本語を使えるという事は、物事を生き生きと円滑に正確に人に伝える事ができるという事であり、仕事や日常生活で欠かせない能力です。
最近では、日本人の能力の低下が著しく、最低限の語彙・読解力を備えていない人が増加しています。
新聞を読まないなどの活字離れが加速しており、高度な議論やコミュニケーションができなくなっており、ひいては企業の国際的な競争力低下を招いていると言っても過言ではありません。
語彙読解力検定は、新聞を素材にして日常生活でよく使われる表現を中心に学ぶ事ができますので、日常生活や仕事で即役立つ知識を得る事ができ、学習の効果を感じやすく楽しく勉強を継続しやすいでしょう。
翻訳、出版、マスコミ、ライターなどの文字や言葉を武器に活躍する人にはおすすめの検定試験です。他にも生涯学習など時間に余裕がある全ての人が挑戦してみる価値があるでしょう。
ただし、本当に美しい作家が使うような語彙や表現などの日本語までは学ぶ事ができませんので、作家などを目指す人や高度な文学作品の翻訳をする人などにとっては不十分でしょう。
あくまで一般の人向けに日本語力を強化するという位置づけの検定試験になります。
1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級にレベル分けされていますが、4級と5級は現在開発中で実施されていません。(2013年9月15日段階)
※語彙読解力検定は2018年11月の検定を持って終了となっています。
語彙読解力検定(※廃止)の概要
受験資格
受験資格は特にありません。どなたでもどの級からでも受験する事ができます。
レベル
- 1級
- 実社会のあらゆる場面に応用できる思考力、判断力、表現力を身につけ、高度で専門的な知識や幅広い教養を習得するのに必要な「語彙・読解力」がある。
- 準1級
- 実社会のさまざまな場面で求められる思考力、判断力、表現力を身につけ、高度な知識や教養を習得するのに必要な「語彙・読解力」がある。
- 2級
- 深い思考力、確かな判断力、豊かな表現力を身につけ、社会生活を充実させる知識や教養の習得に必要な「語彙・読解力
- 」がある。
- 準2級
- 思考力、判断力、表現力を高め、自主的な学びの基礎となる知識や教養の習得に必要な「語彙・読解力」がある。
- 3級
- 思考力、判断力、表現力を高め、あらゆる学習の基礎となる知識や教養の習得に必要な「語彙・読解力」がある。
- 語彙知識
- 語彙運用能力
- 時事知識や専門知識
- 長文読解
- 資料解読
- 情報整理解読
- 総合得点率が70%以上
- 各領域の得点率が全て50%以上
- 1級
- 6,500円
- 準1級
- 5,000円
- 2級
- 4,100円
- 準2級
- 3,600円
- 3級
- 3,000円
試験内容
5肢択一のマークシート形式で実施されています。
3級は60分間。1級、準1級、2級、準2級は80分間で実施されています。
試験科目
以下のようなテーマで出題されます。
合格基準
独自の計算式で合否が決まりますが、大体の合格目安としては以下の2つをクリアしている事が必要です。
試験日
6月と11月の年2回実施されています。
試験地
全国53会場で実施されています。
受験料
【通常料金】
語彙読解力検定(※廃止)についてのコメント
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