茶の湯住宅プロデューサーについて
この記事は、文字実が執筆しました。
次回の試験日は
「茶の湯住宅プロデューサー」は、茶室の設計、施工、運営に関わる専門家であり、日本の伝統文化を現代に繋げ、さらに広げる重要な役割を担っています。
この資格は、茶道の精神に基づいた空間づくりはもちろん、現代の生活様式に適した茶室を提案し、茶道文化の普及と発展に寄与します。
茶道経験者だけでなく、建築の知識を持つ人材も活躍でき、茶道未経験者でも建築の視点から茶室の造り方を学びながら専門性を深めることが可能です。
資格取得者は、茶室の新築や改修、茶事の企画・運営、地域の茶室を使ったイベント企画、さらには茶室に関するコンサルティングなど、多岐にわたる活動を行います。
これらを通じて、茶室を地域コミュニティの交流の場としても活性化させることができます。
また、資格者は自身の名刺やホームページに「一般社団法人茶の湯住宅推進機構認定 茶の湯住宅プロデューサー」として資格名を記載できます。
この資格は、日本の伝統文化に興味がある方、自分だけの空間づくりに携わりたい方、また地域貢献活動に興味のある方にとって大変魅力的です。
表千家、裏千家の茶室の設計施工事例に基づいて学びますが、特定の茶道流派に限定されるわけではありません。
茶室は、数寄屋建築であり、日本の伝統的な住宅様式に基づいているので、その基礎を応用して他の流派に対抗することができます。
伝統的な日本家屋に関する知識を活かすこともできます。
2023年からスタートした新しい資格ですが、茶道を習っている人は国内で約180万人いるため一定の需要はあるでしょう。
茶の湯住宅プロデューサーの概要
受験資格
満年齢20歳以上の人が受講できます。
試験内容
講座の受講後に、終了考査が行われます。
30問の選択式問題(まるばつ式)で30分で実施されます。
終了考査はテキストを見ながら回答できます。
試験科目
以下の範囲から出題されます。
茶の湯について
- 茶の湯の基本概念
- 抹茶と煎茶の特徴と違い
- 茶事と茶会の定義と相違点
- 茶事のステップバイステップの流れ
- 茶の湯の基礎語彙と主要な道具
茶と建築
- 茶の湯の歴史を通じての茶室の進化
- 村田珠光、武野紹鴎、千利休: 伝説の茶人
- 歴史的な茶人たちが建てた茶室の設計
- 三千家: 表千家、裏千家、武者小路千家の特色
- 代表的な茶室の構造とデザインの理解
茶室の造り
- 数寄屋と真行草: 茶室の基本的な造り
- 小間と広間の機能と特色
- 茶室の基本設計と炉の配置の理解
- 茶室で使われる材料の特性と施工法
- プランニングと提案のベストプラクティス
試験日
11月の上旬に実施されています。
試験地
以下の6地域で実施されています。
東京・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡。
受験料
以下の手数料が必要です。
- 講習2時間、18,000円
- テキスト全135ページ、2,000円
- 終了考査、5,000円
- 消費税、2,500円
- 合計、27,500円
問合せ先
一般社団法人茶の湯住宅推進機構(TPO)
〒791-8044
愛媛県松山市西垣生町486番地2
TEL:089-910-7377
FAX:089-910-5680
茶の湯住宅プロデューサーについてのコメント
茶の湯住宅プロデューサーについて詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
茶の湯住宅プロデューサーに興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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