暗算検定試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
暗算検定とは、名前のとおり暗算に関する能力を試すための日本珠算連盟が実施している資格試験で、民間資格の1つです。
情報技術の進化によって、私たちの社会は、計算する際にソロバンや暗算をするということは少なくなり、電卓やエクセルなどの表計算ソフトに頼ることがほとんどです。
しかし、そうは言っても、人間が本来持っている自分の頭脳で計算する力も見過ごしてはならないし、スピードが必要とされるビジネスの現場などでも最低限の暗算能力が必要となります。
高度な暗算技能を身につければ、記憶力の鍛錬にもなるし、自分の頭で考える癖がつき、脳力の向上にも役立つことでしょう。
ビジネスの世界においても数字に強くなることは非常に重要なスキルであり、その基礎となるのは暗算能力です。
経営者であれば暗算を絶対に得意にしなければならないし、そうではなくても全てのビジネスマンにとって暗算のスキルは高い方がいいのは間違いありません。
また、子どもが算数や数学の勉強をする時の基礎になるものなので、子どもや学生にとっても勉強して損はありません。
数字に強くなりたい全ての人におすすめの検定試験です。
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暗算検定試験の概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受験することができます。
レベル
6〜1級の級位試験と準初段〜十段の段位試験の17段階に分かれる。
級位は各20題(1種目100点満点)、段位は各40題(1種目200点満点)
〜6級〜
1、乗暗算:法実合わせて3桁の無名整数
2、除暗算:法商合わせて3桁の無名整数
3、見取暗算:1桁および1〜2桁で3口の無名整数の加算
〜5級〜
1、2は6級に同じ
3、見取暗算:1〜2桁および2桁で4口および3口の無名整数の加算
〜4級〜
1、乗暗算:法実合わせて3〜4桁の無名整数
2、除暗算:法商合わせて3〜4桁の無名整数
3、見取暗算:2桁4口の無名整数の加算
〜3級〜
1、乗暗算:法実合わせて4桁の無名整数
2、除暗算:法商合わせて4桁の無名整数
3、見取暗算:2桁5口の無名整数の加算
〜2級〜
1、2は3級に同じ
3、見取暗算:2〜3桁で5口の無名整数の加減算
〜1級〜
1、乗暗算:法実合わせて4〜5桁の無名整数
2、除暗算:法商合わせて4〜5桁の無名整数
3、見取暗算:3桁で5口の無名整数の加減算
〜段位〜
1、乗暗算:法実合わせて4〜8桁の無名整数ならびに無名小数。端数処理を含む。
2、除暗算:法商合わせて4〜8桁の無名整数ならびに無名小数。端数処理を含む。
3、見取暗算:3〜6桁以内で5口〜10口以内の無名整数の加減算。
※合格基準点:級位は、各種目とも70点以上。段位は、準初段70点、初段80点、弐段90点、参段100点、四段110点、五段120点、六段130点、七段140点、八段150点、九段170点、十段190点以上とする。
試験内容
1~6級はみとり暗算20題、かけ暗算30題、わり暗算30題合わせて80題)が一つの問題として1枚の用紙(B3サイズ2つ折り)にまとめて出題されています。
7~10級はみとり暗算50題が一つの問題とし1枚の用紙(B3サイズ2つ折り)にまとめて出題されています。7~10級は同じ問題になっており、合格点により7~10級の判定が行われます。
制限時間を12分で、どこから計算しても構いません。
試験科目
みとり暗算、かけ暗算、わり暗算が出題されます。
合格基準
1級〜6級までは、500点満点のうち400点以上で合格となります。
7級〜10級までは、500点満点のうち、400点以上で7級、350点以上で8級、300点以上で9級、250点以上10級となります。
申込み期間
例年、以下の期間に受付されています。
試験日の20日前の月曜日〜15日前の土曜日(6日間)。
試験日
例年、以下の期日に実施されています。
級位:月に1回の年に12回実施されています。
段位:5月、7月、9月、11月、1月、3月の年に6回実施されています。
受験料
910円
問合せ先
一般社団法人日本珠算連盟
〒101-0047
東京都千代田区内神田1-17-9 TCUビル6階
TEL:03-3518-0188(代表)
FAX:03-3518-0189
参照:一般社団法人日本珠算連盟
暗算検定試験についてのコメント
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