職業訓練指導員について
この記事は、文字実が執筆しました。
職業訓練指導員は、公共の職業能力開発施設や民間に委託されている認定職業訓練施設などで、求職者等に対して専門的な技術の指導・トレーニングをするのが主な仕事です。
職業訓練指導員になるためには、都道府県知事の免許を得る事が必要で、職業能力開発促進法の第28条が根拠になっている国家資格の1つです。
厚生労働省は、平成29年11月24日付けで、たくさんの応募の中から「テクノインストラクター ~技で未来を切り開く~」という愛称・キャッチコピーを付ける事を発表しました。
求職者を対象に実施されているハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)において、就職やスキルアップなどに必要な技能・技術の指導や就職支援などを行います。
ハロートレーニングを受講した人の8割以上が、就職に成功しており、人から感謝されるとてもやりがいのある仕事です。
職業訓練指導員が働く場所としては、都道府県が設置・運営している職業能力開発施設、障害者職業能力開発校、職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)、職業能力開発大学校・職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ)、認定職業訓練施設、法務省の矯正施設(法務技官、作業専門官)であり、非常に幅広い活躍をする事ができます。
人に教えるのが好きな人、人の役に立つ仕事がしたい人、人から感謝される仕事がしたい人などにおすすめです。
働きたい、何か仕事がしたいという人の相談に応じたり、キャリア形成の相談をしたりすることもありますので、同じく職業能力開発促進法に基づいて実施されている国家資格であるキャリアコンサルタントと似ている点もあります。
職業訓練指導員の概要
受験資格
1、職業訓練指導員試験に合格する。
2、職業訓練指導員講習を修了する。
3、学歴などによる(職業能力開発大学校卒業者 など)。
※採用にあたっては、別に採用試験を受験しなくてはならない。
試験内容
〜受験・受講資格〜
試験:
1、中学・高校・大学などを卒業後、一定の実務経験を有する者
2、職業訓練校を修了後、一定の実務経験を有する者
3、厚生労働大臣が指定する学校を卒業後、一定の実務経験を有する者
4、1級・単一等級および2級の技能検定に合格した者 など
講習:
1、技能士1級・単一等級の合格者
2、大学(免許職種に関する学科履修)を卒業後、実務経験2年以上の者
3、短大・高専(免許職種に関する学科履修)を卒業後、実務経験4年以上の者
4、高校(免許職種に関する学科履修)を卒業後、実務経験7年以上の者
5、その他、職業訓練校修了後、一定の実務経験を有する者 など
〜試験・講習内容〜
試験:
電気、建築、自動車整備、染色、インテリア、機械など123の免許職種ごとに行われる。
学科:
1、指導方法(職業訓練原理、教科指導法、訓練生の心理、生活指導、職業訓練関連法規 ほか)
2、関連学科(系基礎学科・専攻学科)
実技:
講習:次の科目について、6日間48時間
1、職業訓練原理
2、教科指導法
3、労働安全衛生
4、関係法規
5、教材の活用
6、事例研究
7、訓練生の心理
8、生活指導
ほか
申込み期間
各都道府県ごとに公示される。
試験日
〜講習期日〜
各都道府県により異なる。
〜開講地〜
各都道府県により異なる。
受験料
各都道府県により異なる。
参照:厚生労働省
職業訓練指導員についてのコメント
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