高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定:通称大倹)について
この記事は、文字実が執筆しました。
次回の試験日は
高等学校卒業程度認定試験とは、以前は大学入学資格検定と呼ばれていた国家試験です。
いわゆる大検と呼ばれている試験です。
学校教育法第90条第1項の規定により実施されています。
高等学校未卒業など、大学入学の資格を持たない者に対して、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するために検定を行い、合格者には大学入学の資格を与えるものです。
この高等学校卒業程度認定試験に合格している者は、中学校卒業程度認定試験(中検)にも合格したものとみなされ、合格時に18歳未満であった者は、18歳になる年度から大学入学の資格が与えられます。
また、大学入学資格検定に合格している者は、通常、高校卒業者と同じ扱いになり、公務員試験や国家資格試験での学歴要件を満たせることが多いです。
例えば、採用試験があるものとして、航空保安大学校学生採用試験、 国家試験があるものとして、小学校教員資格認定試験、国家試験が無いものとして、衛生管理士等があります。
大学で学びたいという意欲はあってもその資格がない・・という人に門戸を開くため、国が実施している資格検定試験です。
高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定:通称大倹)の概要
受験資格
16歳になる年度から受験できる。ただし、既に大学入学資格を有している場合は受験できない。
※従前の大学入学資格検定では認められていなかった、全日制高等学校等の在籍者にも受験資格が与えられている。
試験内容
筆記試験によって実施されています。
試験科目
教科 | 科目 | 合格要件 |
---|---|---|
国語 | 国語 | |
地理・歴史 | 世界史(A・B) | いずれか1科目 |
倫理と政治・経済 | ||
公民 | 現代社会 | いずれか一方 |
倫理と政治・経済 | ||
数学 | 数学 | |
理科 | 科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、 生物基礎、地学基礎 | 科学と人間生活を含む2科目 又は 科学と人間生活以外の3科目 |
外国語 | 英語 |
合格基準
合格に必要な科目数は、受験者の選択により8~10科目です。
申込み期間
第1回:5月中旬〜下旬
第2回:9月中旬〜下旬
【申込方法】
願書等を、文部科学省生涯学習推進課に郵送で提出します。
試験日
第1回:8月上旬の2日間
第2回:11月中旬の2日間
〜試験地〜
各都道府県で1ヵ所
試験地
都道府県毎に1会場(47会場)
全国の少年院、刑務所等の矯正施設(平成25年度は延べ181か所)
免除項目
以下の場合には、試験科目の一部免除がなさる場合があります。
- 高等学校で修得した単位による免除要件
- 高等専門学校で修得した単位による免除要件
- 知識及び技能に関する審査(技能審査)の合格による免除要件
- 大学入学資格検定で一部の科目に合格した場合の免除要件
受験料
7〜10科目以上:8,500円
6科目以下4科目以上:6,500円
3科目以下:4,500円
問合せ先
総合教育政策局生涯学習推進課
大臣官房総務課広報室
TEL:03-5253-4111
参照:文部科学省
高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定:通称大倹)についてのコメント
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