国税専門官試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
国税専門官とは、税に関する専門家である公務員です。
国税専門官は、納税申告に関する調査・指導を行う国税調査官、滞納税金の督促や処分を行う国税徴収官、悪質な脱税嫌疑者に刑事罰を求めるため告発する国税査察官の3つの職務に分かれています。
国税専門官には、高度な専門的知識、特に会計に関する高度な知識が必要とされ、また体力も必要とされます。
財務省から出向する官僚などと一緒に地域の税務署などで働くことが多いようです。国税は、国家の運営に不可欠なものであり、公平な職務遂行は非常に重要なやりがいのある仕事です。
国税専門官試験の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
1、試験実施年の4月1日現在、21歳以上27歳未満の者。
2、21歳未満の者でも、大学を卒業した者および翌年3月までに卒業見込みの者。
3、人事院が上記と同等の資格があると認める者。
試験内容
筆記試験と人物試験によって実施されています。
試験科目
〜1次〜
学科
1、専門試験(多枝選択式、2時間20分)
必須/民法・商法、会計学(簿記を含む)
選択/憲法・行政法、経済学、財政学、経営学、政治学・社会学・社会事情、英語、商業英語、情報数学、情報工学の9科目から4科目選択
2、教養試験(多枝選択式、3時間):一般的な知識および知能について必須/時事、文章理解、判断・数的推理、資料解釈の25題
選択/自然、人文、社会の30題から20題選択
3、専門試験(記述式、1時間20分)
憲法、民法、経済学、会計学、社会学の5科目から1科目選択
〜2次〜
1次合格者に対してのみ実施
1、人物試験:個別面接
2、身体検査:一般内科系検査
※採用されると、約4カ月の基礎研修を受けてから、実務経験等を経て、国税調査官・国税徴収官などに任用される。
申込み期間
例年、4月上旬〜中旬くらいから受付されます。
【申込方法】
希望する1次試験地を管轄する国税局・沖縄国税事務所に申込書を提出する。
試験日
例年、以下の期日に実施されます。
1次:6月中旬
2次:7月下旬
参照:国税庁
国税専門官試験についてのコメント
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