放射線透過試験技術検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
放射線透過試験技術検定とは、非破壊検査の技術などに関する知識などを有するかどうかを試すための資格試験で、民間資格とされています。
各種ある非破壊検査の技術は、工業界の多分野にわたって浸透し、品質管理や原価低減の効果を発揮している。
そのなかでも最も広く実施されているのがこの放射線透過試験である。
安全管理の面からも不可欠な存在になっているため、検定は知識のみならず実技が重要視される。
放射線透過試験技術検定の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
〜B種基本級〜
6カ月以上放射線透過写真撮影・写真処理およびその等級分類(きずの像の分類)の作業経験を有する者。
〜T種専門級〜
B種基本級資格を有する者、またはB種基本級を有しないが、T種の講習会を受講し修了した者。
〜F種専門級〜
B種基本級資格を有する者、またはB種基本級を有しないが、F種の講習会を受講し修了した者。
試験内容
筆記試験と実技試験によって実施されています。
試験科目
〜学科〜
1、溶接部の検査一般
2、金属材料とその溶接
3、放射線発生装置
4、放射線のしゃへい
5、写真材料
6、放射線透過写真撮影方法
7、写真処理
8、透過写真の観察
9、透過写真による等級分類
10、関連の諸規格・法規
〜実技〜
1、放射線透過写真撮影
2、写真処理
3、透過写真の観察(撮影対象、撮影用試験片は各級によって異なる)
※なお、非破壊試験技術検定委員会が承認した技術講習会に出席し、修了試験に合格した者は、【B種基本級】の学科試験、【T・F種専門級】の実技試験が免除される。
申込み期間
例年、以下の期間に受付されています。
試験日の3週間前まで。
【申込方法】
受験申請書、検定料、および宛名を記入した返信用封筒を同封のうえ、郵便で申し込む。検定料は銀行振込も可。
試験日
年4回程度実施されています。
受験料
各級とも8,400円(税込)。
参照:(社)軽金属溶接構造協会
放射線透過試験技術検定についてのコメント
放射線透過試験技術検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
放射線透過試験技術検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
0件