非破壊試験技術者資格試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
非破壊試験技術者資格試験とは、非破壊検査の技術などに関する知識などを有するかどうかを試すための資格試験で、民間資格とされています。
金属・構造物などの探傷検査を行う際に、必要不可欠な技術である非破壊試験技術の技量認定は、資格の種別・レベルは20種類以上に細分化され、社会の安全確保に大きく貢献している。
認定を受けた有資格者は、構造物検査会社・品質保証関連会社での業務をメインに活躍している。
非破壊試験技術者資格試験の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
レベル1を新規に受験する者は、以下の最低訓練時間が必要である。
放射線透過試験、超音波探傷試験、渦流探傷試験:40時間
磁粉探傷試験、浸透探傷試験、ひずみ測定、超音波厚さ測定:16時間
極間法磁粉探傷検査、通電法磁粉探傷検査、コイル法磁粉探傷検査、溶剤除去性浸透探傷検査、水洗性浸透探傷検査:8時間
※レベル2、レベル3の新規受験者についても最低訓練時間の規定がある。詳細は(社)日本非破壊検査協会に問い合わせる。
レベル
以下に示す種類があり、おのおのにレベルが設定されている。
放射線透過試験:レベル1・2・3
超音波探傷試験:レベル1・2・3
磁粉探傷試験:レベル1・2・3
浸透探傷試験:レベル1・2・3
渦流探傷試験:レベル1・2・3
ひずみ測定:レベル1・2・3
超音波厚さ測定:レベル1
極間法磁粉探傷検査:レベル1・2
通電法磁粉探傷検査:レベル1
コイル法磁粉探傷検査:レベル1
溶剤除去性浸透探傷検査:レベル1・2
水洗性浸透探傷検査:レベル1
試験内容
1次:筆記(レベル1・2・3)
2次:実技(レベル1・2)、筆記(レベル3)
※1次試験、2次試験に不合格となった者は、1回に限り次回に行われる試験を再試験として受験できる。また、資格発効日から10年後の有効期限の2年前から半年前までに、取得した資格を継続させるための再認証試験が実施される。
申込み期間
例年、以下の期間に受付されています。
春期:2月頃
秋期:8月頃(1次試験日程の約2カ月前)
試験日
1次:春期:3月下旬、秋期:9月下旬
2次:春期:5月上旬〜6月下旬、秋期:11月下旬〜12月下旬
受験料
各種とも1技術部門につき13,395円(税込)
非破壊試験技術者資格試験についてのコメント
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