技術士(補)試験の解説!合格者、合格点などのデータも掲載。資格キング

技術士(補)試験について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

技術士は、科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者を認定する国家資格です。

土木業界にはたくさんの資格がありますが、この技術士の資格は難易度、ステータスともに最高位に位置付けられます。

建設部門、上下水道部門、環境部門など20の技術部門と分野を横断して総合的な技術監理を行う技術者を認定する総合技術監理部門の合計21部門があります。

建設部門はさらに、受験時の選択科目に応じて、「土質及び基礎」「鋼構造およびコンクリート」「都市および地方計画」「河川、砂防および海岸・海洋」「港湾および空港」「電力土木」「道路」「鉄道」「トンネル」「施工計画、施工設備および積算」「建設環境」に分かれます。

例えば、技術士は、国土交通省の「建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式及び総合評価落札方式の運用ガイドライン」で、配置予定の管理技術者や照査技術者、担当技術者を評価する資格として、博士と並んで最も高く評価されるようになっています。

試験に合格すると、文部科学省に登録されて真のプロのエンジニアとして認められます。

技術士は、高度かつ専門的な科学術に関する分野において、研究・試験・計画などを立て、またこれらに関して指導することも主な業務となります。

技術士になるには、まず技術士第一次試験に合格することが必要で、それに合格することによってはじめて、技術士補になることができます。

なお、日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けた大学の学科などを卒業していれば第一次試験は免除されます。

試験も当然難関になりますが、エンジニアのプロフェッショナルと認めてもらうためにはぜひとも取得しておきたい国家資格です。

技術士(補)試験の概要

受験資格

技術士第1次試験(技術士補になるための試験)は、受験制限がありません。

技術士第2次試験(技術士になるための試験)については、第1次試験の合格後またはJABEE認定の学科を卒業後、建設部門などは4年、総合技術監理部門は7年の実務経験が必要です。

試験内容

第1次試験:択一式で実施されます。

第2次試験:筆記試験と口頭式試験で行われます。

※2019年度より第2次試験の内容が大幅に変更されます。

二次試験の択一式が全て記述試験に変更されました。

【必須科目】

記述式試験:出題数は2問程度で600字詰め用紙3枚以内。

2時間で配点は40点。

【選択科目】

  1. 選択科目についての専門知識および応用能力に関するもの。出題数は解答数の2倍程度。600字詰め用紙3枚以内。
  2. 選択科目についての問題解決能力および課題遂行能力に関するもの。出題数は2問程度。600字詰め用紙3枚以内。

時間は3時間30分で休憩はありません。配点はそれぞれ30点ずつとなっています。

【口頭試験】

1.技術士としての実務能力(a.コミュニケーション、リーダーシップ、b.評価、マネジメント)。配点は各30点ずつ。

2.技術士としての適格性(a.技術者倫理、b.継続研さん)。配点は各20点ずつ。

試験科目

第1次試験:科学時術に関する基礎知識、数学、物理など

第2次試験:専門試験に関する専門知識の深さを試す出題がされます。

申込み期間

例年、4月上旬から下旬くらいまでの間に受付されています。

試験日

第1次試験:10月中旬

第2次試験:筆記試験が7月上旬。口頭試験が11月から翌年1月の期間中の指定された1日。

受験料

第1次試験:11,000円(非課税)

第2次試験:14,000円(非課税)

資格の登録料:6,500円

資格の登録免許税:30,000円

参照:公益社団法人日本技術士会

技術士(補)試験についてのコメント

技術士(補)試験について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

技術士(補)試験に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

3件

HN(ハンドルネーム):m | 2023-05-08 13:02:38

建築部門だけはスゴいです。それ以外の部門はそれほどすごくないです。

HN(ハンドルネーム):^_^ | 2023-05-08 13:02:50

今年の2次試験の合格率は衛生工学が一番低い…合格率で難しいと言っていると思うが、技術士は名称独占資格なので、合格者ゼロでも構わない。受験者のレベルが高ければ、合格率は上がるので合格率では部門ごとのレベルはわからない。高等の専門的応用能力を必要とする課題解決能力を論文により評価する方式なので、部門間差は出難いと思われる。受験者のレベルが高ければ、100%もあり得るし、受験者のレベルが低ければ0%もあり得る。業務独占資格は合格者ゼロだと、その業務はできなくなるが、名所独占資格は別にいなくても業務はできるので、無理に合格させる必要はない。これが技術士資格が難しい要因である。

HN(ハンドルネーム):へー | 2023-05-08 13:03:03

【建設】な。
建築部門とかないから

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