防錆管理士試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
防錆管理士とは、防錆の技術などに関する知識などを有するかどうかを試すための資格試験で、民間資格とされています。
湿度の高い日本では、コンクリートの建物や地下配管などの事故の原因が、腐食やサビによるものも少なくない。
そのため、防錆管理士は金属製品をはじめ、橋・空港・高層ビルなど多分野で活躍しているが、技術者不足で需要は多く、有望な資格である。
防錆管理士試験の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
高校卒業程度の学力を有する者。
試験内容
筆記試験によって実施されています。
試験科目
各科共通の基礎課程と4区分された専攻課程を学習する。専攻過程は5科(施設防食科、防錆塗装科、防錆塗装別科、めっき科、工業包装科)の中から、希望する科を選択する。
なお、2つ以上の同時受講も可能。
〜基礎課程〜
1、腐食理論1
2、腐食理論2
3、環境と腐食
4、耐食材料
5、防錆防食法 補助教材(腐食形態写真集、試験法)
〜専攻課程〜
1、施設防食科:施設防食設計、耐食材料、金属被覆、経済的価値論、環境処理、機械装置の防食、防食検査・保全管理 ほか
2、防錆塗装科:塗料・塗装基礎理論、物理的素地調整法、塗装用機器、工業用塗装設計1・2、塗料・塗膜の試験法 ほか
3、防錆塗装科別科:物理的素地調整法、化学的前処理法、溶融亜鉛めっき、鋼構造物塗装設計1・2・3、鋼構造物メンテナンス ほか
4、めっき科:めっき概論、めっきデザイン、電気めっき1・2、溶融めっき、金属溶射、工場管理、公害対策・安全衛生 ほか
5、工業包装科:防錆包装概論、前処理法、輸送容器1・2、材料・個装試験法、輸送環境・貨物試験法、包装管理 ほか
申込み期間
例年、以下の期間に受付されています。
10月下旬〜翌年3月下旬
試験日
例年、以下の期日に実施されています。
4月〜翌年3月
受験料
199,000円(税込)
※防錆技術学校は厚生労働省「教育訓練給付制度」の指定を受けており、雇用保険上の条件に該当する同課程修了者に対しては、受講料の一部が給付される。(ただし、防錆塗装科別科はを除く)。
防錆管理士試験についてのコメント
防錆管理士試験について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
防錆管理士試験に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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