証券アナリスト試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
証券アナリストという資格は、社団法人である日本証券アナリスト協会が認定する民間資格です。
証券アナリストという肩書きを使っている人は世の中にはたくさん存在していますが、必ずしもこの証券アナリストの資格を持っているわけではないので注意が必要です。
国家資格のように名称独占資格というわけではありませんので、肩書きとしては誰でも自由に名乗ることができますが、資格を持つことで自分の証券に対する知識を客観的に証明することができます。
グローバルに展開しているようなゴールドマンサックスを代表とする外資系の会社ではあまり重要視されていませんが、日本の証券会社などで活躍する人達にとっては就職、転職、昇進のための必須の資格といっても過言ではありません。
これから証券会社、銀行、投資銀行、ヘッジファンドなどの金融業界に就職を考えている方や、キャリアップを目指す方はぜひとも取得しておきたい資格だといえます。
また、就職するわけではなく自分で投資家として活躍していきたい人にとっても、体系的に証券や金融の基礎的な知識を学ぶきっかけになるので、証券に関する学習のペースメーカーとして資格取得を目指すのもおすすめです。
特集記事の「世界の長者番付けからわかる。今、稼げる資格はこれだ!」でも紹介したように投資の神様と呼ばれているバフェットさんをはじめとして、莫大な資産を有する億万長者たちの多くが投資によって財を成しています。
証券アナリストの資格を取ったからといって、すぐに年収などに直結するわけではありませんが、知識を活用して投資を実践することで大きな利益を得ることも可能です。
数ある資格の中で、この証券アナリストの資格はもっとも稼げる可能性のある資格の1つにあげる事ができます。
証券アナリスト試験の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
検定試験は、通信教育講座が開講された年の翌年に実施されます。通信教育講座の受講を終えた方に限り、開講時以降の3年の間に実施される試験を受講することができます。
試験内容
マークシート方式と語句・数字選択(穴埋め)問題によって実施されます。
試験時間は、各科目以下のようになっています。
証券分析とポートフォリオ・マネジメント:180分
財務分析:90分
経済:90分
試験科目
証券分析とポートフォリオ・マネジメント、財務分析、経済の3科目で実施されます。
この試験に合格した者だけが2次レベルに進むことができます。
申込み期間
例年、試験日の約1ヶ月くらい前まで申し込み受付がされています。
試験日
例年春と秋の年に2回実施されます。
試験地
東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、金沢、広島、福岡の国内8都市および ニューヨーク、ロンドン、香港の海外3都市で実施されます。
受験料
証券分析とポートフォリオ・マネジメント:6,200円
財務分析:3,100円
経済:3,100円
問合せ先
公益財団法人日本証券アナリスト協会
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町2-1
東京証券取引所ビル5F
その他
〜参考:2008年秋試験の実施要領〜
実施地 |
ニューヨーク |
香港 | 国内8都市 |
---|---|---|---|
試験実施日 | 2008年 |
2008年 10月5日(日) |
2008年 10月5日(日) |
証券分析・PM | 9:00〜12:00 |
8:30〜11:30 | 9:30〜12:30 |
財務分析 | 13:30〜15:00 |
13:00〜14:30 | 14:00〜15:30 |
経済 | 15:30〜17:00 | 15:00〜16:30 | 16:00〜17:30 |
参照:日本証券アナリスト協会
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