建築施工管理技士について
この記事は、文字実が執筆しました。
次回の試験日は
建築施工管理技士とは建築工事の施工管理を行う上で必要とされる国家資格です。
建築施工管理技士は、建築工事において、管理者として、施工計画を作成し、工事を管理するのが主たる仕事になります。
鉄筋工事、大工工事、内装工事など、あらゆる各工程の品質の維持、安全管理に努めなければならないので、専門的な知識が要求されます。
また、建築施工管理技士は、一級と二級があり、2級所持者は、中小規模の工事、1級所持者は大規模工事を行うことができます。
1級は管理できる工事規模の上限が無く、大規模工事を扱う現場監督になるために必要な国家資格です。
建築現場における工程管理、品質管理、安全管理などの技術的な管理業務を担う、いわば現場の司令塔のような存在です。
建築施工管理技士は、活躍の場が広く 官公庁やゼネコンなどの大手建設会社はもちろん、中小建設会社や工務店など、活躍の場は多岐に渡ります。
この資格を取れば、施工管理のスペシャリストとして専門性を高め、キャリアアップに繋がります。
建築施工管理技士の資格を持っていると、資格手当が支給されるなど、収入アップにも繋がります。
1級建築施工管理技士の平均年収は、年齢によっても大きく変わりますが、約700万円です。
建築施工管理技士の概要
受験資格
2級
試験実施年度に満17歳以上となる者。
- 2級建築施工管理技術検定 第一次検定合格後、実務経験3年以上
- 1級建築施工管理技術検定 第一次検定合格後、実務経験1年以上
- 一級建築士試験合格後、実務経験1年以上
1級
試験実施年度に満19歳以上となる者。
【区分1】1級第一次検定合格者
- 1級建築第一次検定合格後、実務経験5年以上
- 1級建築第一次検定合格後、特定実務経験 (※1) 1年以上を含む実務経験3年以上
- 1級建築第一次検定合格後、監理技術者補佐 (※2) としての実務経験1年以上
【区分2】1級第一次検定、および2級第二次検定合格者 (※3)
- 2級建築第二次検定合格後 (※3)、実務経験5年以上
- 2級建築第二次検定合格後 (※3)、特定実務経験 (※1) 1年以上を含む実務経験3年以上
【区分3】1級第一次検定受検予定、および2級第二次検定合格者 (※3)
- 2級建築第二次検定合格後 (※3)、実務経験5年以上
- 2級建築第二次検定合格後 (※3)、特定実務経験 (※1) 1年以上を含む実務経験3年以上
【区分4】一級建築士試験合格者
- 一級建築士試験合格後、実務経験5年以上
- 一級建築士試験合格後、特定実務経験 (※1) 1年以上を含む実務経験3年以上
※1 建設業法の適用を受ける請負金額4,500万円(建築一式工事については7, 000万円)以上の建設工事であって、監理技術者・主任技術者(いずれも実務経験対象となる建設工事の種類に対応した監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下、または自ら監理技術者若しくは主任技術者として行った施工管理の実務経験を指します。
※2 建設業法第26条第3項に定める監理技術者を補佐する者のことを指します。
※3 旧2級施工管理技術検定実地試験合格者を含み、種別(建築・躯体・仕上げ)を問いません。
レベル
1級と2級の2つのレベルがあります。
試験内容
記述方式及びマークシート方式によって実施されています。
試験科目
建築学等、施工管理法、法規など。
合格基準
2級
60%以上の得点
1級
第一時検定:全体の得点が60%以上、施工管理法(応用能力)の得点が60%以上
第二次検定:得点が60%以上
1級 - 第一次検定
全体の得点が60%以上、施工管理法(応用能力)の得点が60%以上
第二次検定 得点が60%以上
申込み期間
例年、2月下旬から3月上旬くらい。
試験日
例年以下の期日に実施されています。
2級:6月の第2日曜日
1級:一次試験が7月の第3日曜日、二次試験が10月の第3日曜日
試験地
札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄で実施されています。
合格発表日
2級:7月上旬くらい。
1級:一次試験は8月下旬、二次試験は翌年の1月上旬くらい。
受験料
10,800円
問合せ先
一般財団法人建設業振興基金
〒105-0001
東京都港区虎ノ門4丁目2番12号 虎ノ門4丁目MTビル2号館 6階
TEL:03-5473-1581
お問い合わせ受付時間 9:00~12:00、13:00~17:30 土日・祝日は休業日です。
FAX:03-5473-1592
建築施工管理技士についてのコメント
建築施工管理技士について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
建築施工管理技士に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
1件
HN(ハンドルネーム):森 | 2023-05-09 00:35:58
施工管理士。毎年1回行われるこの資格試験は年明け早々に発表されて(2月ごろ)資格者証明書が4月には手元に届きます。
この資格実はとても簡単です。もっとも難しいのは実務経験です。実務経験がないと受験資格が得られないからです。反対に実務経験があり受験資格があればもう合格したもで同然です。
しかも国家資格で一生有効です。1級はむずかしいです。
受験資格を得るのには。2級は1年間の実務経験(大学卒)で必要です。高卒だと3年です。反対に受験資格を得るだけの実務経験があると誰でも解けるレベルの問題しかありません。
給与面では2級でもベースが上がる会社がほとんどです。人手不足の業界ですので、転職の際にも有効であり、効率のよい資格とも言えます。
ちなみに建築士も同様の資格として比較されるケースが多いですが、レベルはこちらの方が圧倒的に簡単です。
攻略方法に係る費用は大体5000円~1万円 本とノートと鉛筆代です。本は中古でも良いです。毎年出てる過去5年分の問題が掲載されている本を購入します。用語とか1問1答もあります。高いと3000円くらいでしょうか?大体用語の解説も乗ってます。1問1答は便利です。大体300問くらいついてます。それを毎日5問程度勉強すれば良いですが、こつこつ派で無い人はまとめて1年分とかを勉強します。
基本的に出題内容がほとんど変わっていません。4択ですから答えられないわけでもなく、60%正解でOKです。
後半の実技は自分が実務として経験した事を書くと40点はもらえます。同様に実技の本も売ってます。過去5年分の問題で。これは暗記にて自分の実務した現場を暗記すれば良いだけです。記述式でくわしく現場を調べる事もないので、数字はごまかしがききます。これもトレーニングです。ノートに5年分の回答を書けば嫌でも覚えます。
こちらも60%でOKです。国家資格としては破格の点数の低さでもOKになるので、かなり簡単です。ぜひチャレンジしてみてください。