足場の組立て等作業主任者について
この記事は、文字実が執筆しました。
足場の組立て等作業主任者とは、足場の組み立てなどに関する知識・能力を有するかどうかを試すための資格試験で、国家資格とされています。
つり足場・張出し足場での作業は、高所での作業となるため命がけの危険な作業です。そのための足場(ゴンドラのつり足場を除く)の組立て・解体・変更作業は、正しい知識と確かな技術をもつ、足場の組立て等作業主任者を選任して行わなければなりません。
有資格者は、作業方法の決定はもちろん、器具・工具の点検などを指揮することになり安全に作業するために重大な責任を負う業務を行うことになります。
足場は、作業現場において不可欠なものなので、建築関係の仕事に興味がある人におすすめの資格です。
【取得方法】
都道府県労働局長の登録を受けた機関・団体などが実施する技能講習を受け、修了試験に合格する。
(財)日本産業技能教習協会、(社)日本鳶工業連合会など複数の機関・団体で受講できるが、(財)日本産業技能教習協会の場合は以下のとおり。
足場の組立て等作業主任者の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
原則として21歳以上で、次のいずれかに該当する者
1、足場の組立て・解体・変更に関する作業に3年以上従事した経験をもつ者
2、大学・高専または高校において、土木・建築・造船学科を卒業した者(卒業証明書添付)で、2年以上作業に従事した経験をもつ者
3、職業訓練法による養成訓練のうち、とび科の訓練を修了した者で、2年以上作業に従事 した経験をもつ者
試験科目
【受講内容】
〜足場の組立て・解体・変更等の作業に関する知識〜
1、足場の種類と材料
2、足場の構造および組立図
3、足場の点検ほか
〜工事用設備・機械・器具・作業環境等に関する知識〜
1、工事用設備および機械の取扱い
2、器具および工具
3、電気ほか
〜作業者に対する教育に関する知識〜
1、作業者に対する教育および指導の方法
2、作業標準
3、災害発生時における措置
〜関係法令〜
1、労働安全衛生法
2、労働安全衛生法施工令
3、クレーン等安全規則の関係条項
申込み期間
【申込方法】
電話により申し込み、予約を取ってから、実務経験の証明書、写真2枚と受講料を添えて、申請書を提出する。
試験日
例年以下の期日に実施されています。
月に1回程度、2日間。
受験料
8,000円(別にテキスト代1,600円)
参照:社団法人日本鳶工業連合会
足場の組立て等作業主任者についてのコメント
足場の組立て等作業主任者について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
足場の組立て等作業主任者に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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