専門家プロフィール

文字実 (もんじ みのる)
四半世紀にわたり、日本最大級の資格総合情報サイト「資格キング」を運営。国家資格から民間検定まで、あらゆる試験制度と学習法に精通する資格コンサルタントであり、資格取得に役立つスマートフォンアプリの開発も手がけるエンジニア。
これまでに数多くの受験生に個別のアドバイスを行い、難関資格を含む多数の合格者を輩出してきた確かな実績を持ちます。
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専門性・得意領域Expertise
網羅的な資格・検定の分析
法律、IT、不動産、語学など、ジャンルを問わず最新の試験傾向を常に把握。
戦略的学習コンサルティング
独学・通信・通学など、ライフスタイルに合わせた最適な学習ルート of設計。
モチベーション管理
挫折しやすい資格学習において、最後まで走り切るためのメンタルサポート。
主な経歴と実績Experience
運営歴25年の揺るぎない信頼
資格情報メディア「資格キング」を立ち上げ、現在に至るまで管理人として第一線で情報発信を継続。
難関資格を含む多数の合格輩出実績
長年のデータ蓄積とノウハウを活かしたコンサルティングにより、多くの受験生の合格をサポート。
最新の試験動向・法改正への即時対応
常に変化する試験制度や法改正、新しい資格の誕生にも迅速に対応し、正確な情報を読者に提供。
メッセージ
「資格は、人生の選択肢を広げ、自分自身の価値を高める強力な武器になります。しかし、自分に合わない学習法を選んでしまうと、貴重な時間と労力を無駄にしてしまうことも少なくありません。
私は25年間、数え切れないほどの資格データと受験生の声に向き合ってきた経験から言えるのは、『正しい戦略』と『継続』があれば、必ず道は開けるということです。このサイトでは、私のこれまでの知見をすべて詰め込み、あなたが最短で合格を勝ち取るための情報を発信していきます。」
統計検定について
統計検定は、統計に関する知識と、データを使って考える力を確かめる検定です。日本統計学会が公式に認定し、一般財団法人統計質保証推進協会が実施しています。2011年に始まり、統計学の基礎から専門的な分析、統計調査、データサイエンスまで、目的に合わせて学べる種別が設けられています。
仕事や日常生活では、売上の推移、アンケートの集計、ニュースで紹介される調査結果など、さまざまなデータに触れます。数字が増えた・減ったという事実だけでなく、どのように集められたデータか、比較条件はそろっているか、ばらつきや偶然の影響をどう考えるかを理解することが大切です。
統計学を学ぶと、グラフや平均値を読み取る基礎から、限られた標本を使って全体の傾向を考える推定、仮説を検証する考え方へと理解を広げられます。分析結果をうのみにせず、根拠を確かめながら判断する力を身につけたい人に役立つ学習です。
自然科学・人文社会科学の研究だけでなく、ビジネスの意思決定や政策の評価にも統計的な考え方は使われます。たとえば、営業や企画では実績や顧客調査を読み解くために、調査業務では質問や標本の設計、集計結果の解釈を考えるために活用できます。AIやビッグデータを扱う場合も、データの性質や分析手法の前提を理解することが重要です。
統計検定の魅力は、今の知識と学習目的に合わせて段階的に取り組めることです。グラフや代表値の読み取りから学び直したい人、学校で学んだ統計を整理したい人、仕事で分析結果を説明する必要がある人など、それぞれの出発点に合う級を選べます。下位級の合格を経ずに希望する級へ挑戦することもできます。
1級〜4級(準1級を含む)は統計学の知識・活用力を段階的に確かめる系列です。統計調査士・専門統計調査士は公的統計や調査実務に関わる知識を、データサイエンス(DS)系はデータサイエンスに関わる力を評価します。本ページでは主に1級〜4級と調査士系の受験情報を紹介します。
文系・理系を問わず取り組めますが、上位級では下位級の内容を土台にした理解が必要です。公式の出題範囲や問題例を見て、無理なく学べる級を選びましょう。検定合格は学習した内容を示す一つの材料になりますが、就職・転職や実務での成果を保証するものではありません。学んだ考え方を実際のデータに当てはめて説明できるようにすると、知識を活かしやすくなります。
以下は以前掲載した申込者数の推移グラフです。過去の資料として掲載しており、現在の受験者数や増減傾向を示すものではありません。

受験方式は1級とそれ以外で異なります。1級は年1回のPBT方式、準1級〜4級・調査士系は通年のCBT方式です。学習計画を立てる際は、級の難易度だけでなく、申込方法や会場の実施日も確認しておきましょう。
統計検定の概要
受験資格
年齢、所属、経験、過去の合格実績による受験制限はありません。下位級に合格していなくても、希望する級を受験できます。
ただし、受験できることと認定の要件は別です。専門統計調査士の認定には、統計調査士と専門統計調査士の両方の試験に合格する必要があります。1級も、統計数理と統計応用の少なくとも1分野の合格が必要です。
初めて受験する場合は、各級の出題範囲や問題例で現在の理解度を確かめ、学習目的に合う級を選びましょう。
レベル
公式の「検定種別の目安」では、次のように位置づけられています。学年は難易度の目安であり、受験資格を限定するものではありません。
- 1級
- 大学院レベル。専門分野で統計的な考え方を使い、数理的な理解と応用力を確かめます。
- 準1級
- 大学専門課程(3・4年次)レベル。2級の基礎をもとに、さまざまな統計解析手法を使い分け、結果を解釈する力を確かめます。
- 2級
- 大学基礎課程(1・2年次)レベル。統計学の基礎知識と、データから結論を導くための考え方を学びます。
- 3級
- 大学入試レベル。高校卒業段階の統計活用力を土台に、データの特徴や関係を理解する力を確かめます。
- 4級
- 高校入試レベル。中学校卒業段階の統計活用力を土台に、表やグラフ、基本的な指標を読み取る力を確かめます。
- 統計調査士
- 3級程度の知識を土台に、統計の役割、統計法規、公的統計の作成の仕組み、主要な公的統計の利活用を学びます。
- 専門統計調査士
- 2級程度の知識を土台に、調査の企画・管理、調査票作成、標本設計、調査の指導、集計・分析、データの高度利用に必要な知識と能力を確かめます。
まずは表やグラフの読み取りから学びたい人は4級、統計学の基礎を体系的に身につけたい人は2級というように、現在の知識と目的を照らし合わせて選びましょう。上位級ほど、計算方法だけでなく、手法を選ぶ理由や結果の意味を説明できる理解が重要になります。
試験内容
1級は紙の問題冊子と解答冊子を使うPBT方式、準1級〜4級・統計調査士・専門統計調査士は試験会場のパソコンで解答するCBT方式です。旧PBT方式の問題形式・試験時間と混同しないようにしましょう。
- 1級
- 「統計数理」と「統計応用」の論述式試験。各5問から3問を選んで解答し、試験時間は午前・午後それぞれ90分です。統計応用は人文科学・社会科学・理工学・医薬生物学から、申込時に1分野を選びます。
- 準1級
- CBT方式。5肢選択問題と数値入力問題が25〜30問、試験時間は90分です。
- 2級
- CBT方式。4〜5肢選択問題が35問程度、試験時間は90分です。
- 3級
- CBT方式。4〜5肢選択問題が30問程度、試験時間は60分です。
- 4級
- CBT方式。4〜5肢選択問題が30問程度、試験時間は60分です。
- 統計調査士
- CBT方式。5肢選択問題が30問、試験時間は60分です。
- 専門統計調査士
- CBT方式。5肢選択問題が40問、試験時間は90分です。
試験科目
各級のレベルに応じた統計学に関する範囲から出題されます。
具体例として4級では以下のような問題が出題されています。
- 基本的なグラフ(棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフなど)の見方・読み方
- データの種類
- 度数分布表
- ヒストグラム(柱状グラフ)
- 代表値(平均値・中央値・最頻値)
- 分布の散らばりの尺度(範囲)
- クロス集計表(2 次元の度数分布表:行比率,列比率)
- 時系列データの基本的な見方(指数・増減率)
- 確率の基礎
4級の基礎から、上位級では次の内容へ学習範囲が広がります。
- 3級
- 4級の内容に加え、標本調査、相関と回帰、確率分布、区間推定・仮説検定など。
- 2級
- 3・4級を基礎に、確率分布と標本分布、推定・仮説検定、回帰分析・実験計画など。
- 準1級
- 2級の内容を含む各種統計解析法の使い分け、適切なデータ収集法の計画、解析結果の解釈など。
- 1級
- 統計数理と統計応用。統計解析法の数理的な理解に加え、研究課題や仮説の設定、データの吟味、結果の解釈などを扱います。統計応用は人文科学・社会科学・理工学・医薬生物学から1分野を選びます。
- 統計調査士
- 統計法規、公的統計、統計調査の基本、主要な統計の利活用など。
- 専門統計調査士
- 調査の企画・運営、調査の実施・指導、調査データの活用手法など。
詳細は受験する種別の公式出題範囲表で確認してください。準1級には2027年1月1日以降の出題範囲表も案内されているため、受験日に対応する資料を選びましょう。
合格基準
CBT方式の合格基準は、次のとおりです。いずれも100点満点で判定されます。
- 準1級
- 60点以上
- 2級
- 60点以上
- 3級
- 65点以上
- 4級
- 60点以上
- 統計調査士
- 70点以上
- 専門統計調査士
- 65点以上
1級の数値による合格基準は公表されていません。「統計数理」と「統計応用」をそれぞれ判定します。統計検定1級の合格には、統計数理と統計応用の少なくとも1分野の両方に合格する必要があります。
申込み期間
1級は、毎年公表される試験要項で定められた期間に申し込みます。今回の具体的な申込期間は1級の個人申込の日程です。
準1級〜4級、統計調査士・専門統計調査士、データサイエンス系はCBT方式で通年実施されています。希望する試験会場の日程と申込締切を確認し、会場へ直接申し込みます。
試験日
1級は、毎年11月に年1回、PBT方式(紙の問題冊子・解答冊子を使用する試験)で実施されています。今回の具体的な試験日は1級の日程です。
準1級〜4級、統計調査士・専門統計調査士、データサイエンス系はCBT方式で通年実施されています。受験できる日は試験会場によって異なります。
試験地
1級の試験地は年度ごとの試験要項で案内されます。2026年は札幌、東京23区内、立川、名古屋、大阪地域、福岡地域です。
準1級〜4級・統計調査士・専門統計調査士・データサイエンス系は、全国のOdyssey CBT認定試験会場で受験します。自宅のパソコンで受ける試験ではありません。
実施日や申込締切、受け付けている試験は会場によって異なります。希望する会場の案内で確認してから申し込みましょう。
合格発表日
1級は、年度ごとの試験要項でWeb合格発表と通知書・合格証の発送時期が案内されます。Webでの発表日と、書類が届く時期は同じではありません。
準1級〜4級・統計調査士・専門統計調査士のCBT方式では、試験直後に試験結果レポートが提示されます。
合格証の発送は、準1級〜4級が試験日から4〜6週間後、統計調査士・専門統計調査士が試験日の翌月下旬です。専門統計調査士の認定には、統計調査士との両方の試験合格が必要です。
免除項目
1級には科目合格の取扱いがあります。「統計数理」と「統計応用」の一方だけに合格した場合、合格の有効期間内にもう一方へ合格することで統計検定1級の合格となります。
公式案内では、科目合格を組み合わせるための有効期間は10年間(経過措置9年)です。2020年の試験中止に伴う延長措置もあるため、過去の科目合格を利用する人は自分の合格年に適用される取扱いを確認してください。
これは1級の科目合格を組み合わせる期間です。取得済みの統計検定の合格そのものに有効期限があるという意味ではありません。
受験料
受験料は次のとおりです。金額はすべて税込で、CBT方式は一般価格と学割価格があります。
- 1級
- 統計数理および統計応用の同時受験は12,000円(税込)。どちらか一方だけの場合は8,000円(税込)。
- 準1級
- 一般8,000円/学割6,000円
- 2級
- 一般7,000円/学割5,000円
- 3級
- 一般6,000円/学割4,000円
- 4級
- 一般5,000円/学割3,500円
- 統計調査士
- 一般7,000円/学割5,000円
- 専門統計調査士
- 一般10,000円/学割8,000円
学割で受験する場合は、対象となる学校区分と受験当日に必要な学生証などを、CBT試験の申込案内で確認してください。
問合せ先
統計検定の制度や1級については、一般財団法人統計質保証推進協会の統計検定公式サイトにある「お問い合わせ」フォームをご利用ください。
所在地:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-6
CBT方式の受験については、株式会社オデッセイコミュニケーションズのOdyssey CBTお問い合わせ窓口へ確認してください。電話:03-5293-5661(平日10:00〜17:30)。公式の問い合わせフォームも利用できます。
希望会場の実施日、申込締切、空席などは、各試験会場の案内を確認してください。
その他
Q. 統計検定は、級によって難易度がどう違いますか?
A. 公式の目安では、4級が高校入試、3級が大学入試、2級が大学基礎課程、準1級が大学専門課程、1級が大学院レベルです。受験に学歴の制限があるわけではないので、出題範囲や問題例を使って自分の理解度に合う級を選べます。
Q. 統計検定にはどのような種類がありますか?
A. 1級〜4級(準1級を含む)のほか、統計調査士・専門統計調査士、データサイエンス基礎・発展・エキスパートがあります。統計学を段階的に学ぶか、調査実務やデータサイエンスを学ぶかで選ぶ種別が変わります。
Q. 下の級に合格していなくても、2級や準1級を受験できますか?
A. 受験できます。下位級の合格は受験条件ではありません。ただし、上位級の出題には下位級の内容も含まれるため、基礎を確認してから学習を進めましょう。
Q. 2級・3級・4級は何点で合格ですか?
A. 100点満点で、2級は60点以上、3級は65点以上、4級は60点以上です。いずれもCBT方式で、試験直後に結果が提示されます。
Q. CBT方式は自宅から受験できますか?
A. 自宅受験ではなく、認定試験会場のパソコンで受験します。通年実施ですが、受験できる日時は会場ごとに異なります。
Q. 電卓は使えますか?
A. 本ページで扱う1級〜4級・調査士系では、規定に合う普通電卓・事務用電卓を使用できます。関数電卓やプログラム電卓などは持ち込めず、会場での貸出もありません。受験前に該当する試験の持込規定を確認してください。
Q. 合格後に更新は必要ですか?
A. 統計検定の合格に有効期限はなく、更新手続きや講習、更新料はありません。1級で片方の科目合格をもう片方と組み合わせる場合の有効期間とは区別してください。
2026年1級の結果発表・合格証
2026年11月15日実施の1級は、2026年12月下旬にWeb合格発表が予定されています。Webには掲載を希望した合格者の受験番号が掲載されます。
試験結果通知書と各試験の合格証は2027年1月上旬〜中旬、統計数理と統計応用の両方の合格者向け「統計検定1級合格証」は2027年2月中旬に送付予定です。
学習に必要な期間は、数学・統計の学習経験、目指す級、1日に確保できる学習時間によって異なります。掲載している平均学習期間だけで判断せず、公式の出題範囲や問題例から計画を立ててください。
統計検定についてのコメント
統計検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
統計検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
1件
HN(ハンドルネーム):ビッグデータの時代には統計の力が必須 | 2023-05-08 06:15:17
政府もオープンデータなんて言って色々なデータを公開するようになりましたし、身の周りを少し見てみるとあらゆるデータであふれかえっていることに気がつきます。これからは生きていく上で統計の知識が必須だというようなことを言うような人もいます。そこで文系なのですが統計検定2級という資格を取得いたしました。2級というのはだいたい大学の基礎科目レベルということですので、統計を学習するのが初めての社会人が取るのにはちょうど良いレベルかと思います。難易度は文系の人間には高いと感じました。微分積分の知識やら高校生レベルの数学知識が必須です。ですが、そこをクリアできてしまえば独学で三ヶ月ほどで確実に取得できる資格だと思います。わたしの勉強法としましては公式テキストをわからないなりに読み込んで、あとは過去問をやりこむことです。過去問でわからない問題がないという状態にまでやるんです。公式テキストが難しいので補助で他にも数冊読んだりWEBでも調べると良いでしょうね。そこまでやってだいたい正答率8割といったところでしたね。統計検定2級を取得できたから統計をつかってすぐに何ができるというわけではありません。ようやく統計の入り口に立てたというだけです。ですが、統計をやるのには必須の知識が出題されしっかりと学習できますので統計に興味がある人にはぜひオススメしたいですね。CBT方式での試験も開催しているのでいつでも受験できて忙しい社会人にもやさしい資格です。


