Linux技術者認定について
この記事は、文字実が執筆しました。
Linux技術者認定とは、カナダに本部を置いているLPI(Linux Professional Institute = リナックスプロフェッショナル協会)が主催しているLinuxの技術者向けの民間資格です。
Linuxは、リナックスと読み、パソコンの一般ユーザーには、あまり有名なものではありませんが、IT業界では極めて常識的なものです。
現在は、新しいウェブサイトがどんどん登場したり、クラウドと呼ばれる新しいサービスが生まれるなど、利用されるサーバーの数が急増しています。
Linuxは、そのサーバーに使われていることが多く、これからIT業界で働く人にとっては、絶対にLinuxの知識が必要となります。
Linux技術者認定は、リナックス関連の資格では、最も有名な試験で、年々受験者数が増加しています。IT業界に関心のある人は、ぜひ取得しておきたい資格の一つです。
ちなみに、このLinux技術者認定は、LPICとも呼ばれており、3段階のレベルの試験で実施されています。
Linux技術者認定の概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受験することができます。
ただし、上級レベルの試験を受験するには、その前提として下級レベルに合格していることが必要です。
試験内容
LPICには団体受験向けのペーパーテスト(PBT)と、いつでも受験可能なオンラインテスト(CBT)の2種類があります。
PBTは、マークシート方式で実施されます。
試験科目
〜レベル1〜
システムアーキテクチャ、リナックスのインストールとパッケージ管理、GNUとUNIXのコマンド、デバイス・リナックスファイルシステム・ファイルシステム階層標準など。
〜レベル2〜
Linuxカーネル、システムの起動、ファイルシステムとデバイス、高度なストレージ管理、システムの保守、ドメインネームサーバーなど。
〜レベル3〜
概念・アーキテクチャおよび設計、インストールおよび開発、設定、使用法、統合と移行、キャパシティプランニングなど。
申込み期間
随時受付されています。
試験日
随時実施されています。
受験料
レベル1:15,750円(税込み)
レベル2:15,750円(税込み)
〜レベル3〜
Core:31,500円
Specialty:21,000円
問合せ先
特定非営利活動法人エルピーアイジャパン
〒102-0082 東京都千代田区一番町15 一番町コート6F
TEL:03-3261-3660
FAX:03-3261-3661
e-mail:info@lpi.or.jp
参照:LPI-JAPAN
Linux技術者認定についてのコメント
Linux技術者認定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
Linux技術者認定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
1件
HN(ハンドルネーム):アルファ | 2023-05-09 03:25:37
HTMLのコーディング業務から幅を広げたくてLPICレベル1を取得いたしました。WEBサイトの大半がLinuxサーバーで動作しています。サーバーに触りたかったり、少しでも理解したいと思うとLinuxの知識が必要になってくるんです。LPICレベル1というのはLinux技術者のための資格でLPIC 101と102というふたつの試験に合格しなければ取得できません。最上位の資格はLPICレベル3となっています。レベル1は一番下の資格ではありますが、Linuxを触る上で大切なことが沢山出題され勉強になります。勉強方法ですが、スクールなどには通わず参考書を買って独学でやりました。コマンドを覚えるためにLinuxの仮想環境をWindows上に作ってその都度試してというのをやっていましたね。仮想環境であれば問題のあるコマンドを打ってしまったりしてもすぐにリカバリーすることができますからね。知識がないのにVPSを借りてそこでコマンドの練習などということはオススメしません。絶対にトラブルがおこると思います。また、問題集なのですが、オンライン上のものをオススメします。それであれば出先でスマートフォンから学習できたりもしますし、反復学習も楽ですからね。この資格を取ることでLinuxとはどういうものなのか?というのがある程度理解できるようになります。ですのでWeb制作している人はぜひ取った方が良いのではないでしょうか。