画像処理エンジニア検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
画像処理エンジニア検定は、画像処理分野の開発・設計に必要な知識の習得を評価する検定で民間資格の1つです。
IT技術の発展によって様々なソフトが登場し、画像の分析・加工・編集などは以前に比べると格段に容易になりました。
そうは言っても思い通りにデジタルイメージを加工・編集するためには、高度なスキルが要求されます。
工業分野、医療、リモートセンシング、ロボットビジョン、交通流計測、バーチャルスタジオ、画像映像系製品などのソフトウェアやシステム、製品などの開発を行うためには高度な画像処理技術が必要となり、その能力を測るのがこの画像処理エンジニア検定です。
画像処理の分野はディープラーニングという機械学習によって目覚ましい発展を遂げており、これからあらゆるジャンルで活用されますし、画像処理検定の社会的な価値が高まることは間違いありません。
画像処理エンジニア検定は、おすすめのIT資格です。
画像処理エンジニア検定は、産業や学術分野のさまざまな領域において、一定の条件(開発目標・システム環境・予算・作業工程・コストなど)のもと、ソフトウェアや関連するハードウェア、システムの開発ができる能力が求められます。
画像処理エンジニア検定は、ベーシックとエキスパートの2段階のレベルが設置されています。
画像処理エンジニア検定の概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受験する事ができます。
レベル
【ベーシック】
画像処理の基礎知識の理解を図ります。
【エキスパート】
画像処理の専門知識の理解と、知識を応用する能力を測ります。
試験内容
マークシート方式の試験によって実施されています。
試験科目
【ベーシック】
- ディジタルカメラモデル
- 画像の濃淡変換とフィルタリング処理
- 画像の解析
- パターン・特徴の検出とパターン認識
- シーンの復元
- システムと規格
- 関連知識
【エキスパート】
- ディジタル画像の撮影と画像の性質・色空間
- 画素ごとの濃淡変換と領域に基づく濃淡変換
- 周波数領域におけるフィルタリングと画像の復元・生成
- 幾何学的変換
- 2値画像処理と領域処理
- パターン・図形・・特徴の検出とマッチング、パターン認識
- 動画像処理、画像からの3次元復元、光学的解析
- 画像符号化
- 知的財産権
合格基準
100点満点中70点以上で合格となります。(但し、試験の難易度によって多少変動することがあります。)
申込み期間
7月試験:4月〜6月くらい
11月試験:9月〜10月くらい
試験日
例年7月と11月の年2回実施されます。
試験地
以下の20都道府県で実施されています。
北海道(札幌市)、宮城県(仙台市)、栃木県(宇都宮市)、埼玉県(熊谷市)、千葉県(習志野市)、東京都(23区内)、神奈川県(横浜市)、静岡県(静岡市)、岐阜県(大垣市)、愛知県(名古屋市)、石川県(金沢市)、京都府(京都市)、大阪府(大阪市)、広島県(広島市)、愛媛県(愛媛市)、福岡県(福岡市)、沖縄県(那覇市)
受験料
【ベーシック】
5,600円(税込)
【エキスパート】
6,700円(税込)
問合せ先
公益財団法人画像情報教育振興協会
〒104-0061
東京都中央区銀座1-8-16
TEL:03-3535-3501
FAX:03-3562-4840
参照:CG-ARTS協会
画像処理エンジニア検定についてのコメント
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画像処理エンジニア検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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