獣医師試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
獣医師(医者)試験とは、医師試験とは少し異なり、犬、猫、馬、豚などの動物やペットの診療を行ったり、公衆衛生面での指導、野生動物の保護、希少動物の保護、などを主な仕事とします。
その他にも、国家公務員や地方公務員、農業団体、企業などでも活躍することができ、非常に幅の広い職業ということができます。
また、獣医師として独立開業することもできますので、自分の好きな道を選択することができるでしょう。
最近では、ペットを飼う人が増えてきており、その分獣医師の仕事も増えてきており、これから、ますます、必要とされる職業になっていくのではないかと考えられます。
動物やペットが好きな人に、最適な職業の一つでしょう。ただ、やはり、医師と同じで、動物の命を左右する仕事であるため、高度な専門的能力が必要とされるので、かなり難関の試験になっています。
獣医師試験の概要
受験資格
大学において獣医学の正規の過程を修めて卒業した者、などの制限があります。
試験内容
動物の診療上必要な獣医学や、公衆衛生に関する知識など。
マークシート方式で、学説180問、実地100問、が出題されているようです。
合格基準
合否判定基準は、問題の難易等を補正して算出した総合点の60%を取得すれば合格となります。
合格率は、8〜9割くらいなので、大学の医学などに入学してしまえば、医師試験自体はほとんどの人が合格できるようです。
したがって、大学医学部の入試が一番の難関のようです。
試験日
例年3月上旬の2日間
※平成19年度は、3月1日、3月2日に実施されました。
受験料
13,900円
その他
〜平成19年度の獣医師試験結果〜
受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|
1,037人 | 949人 |
91,5% |
209人 | 108人 | 51,7% |
4人 | 2人 |
50% |
1,250人 | 1,059人 |
84,7% |
参照:農林水産省
獣医師試験についてのコメント
獣医師試験について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
獣医師試験に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
2件
HN(ハンドルネーム):リットン調査団 | 2023-05-09 05:11:28
私が獣医師国家資格を取得するに至った理由は、将来動物に関わる仕事につきたいと言う単純なものでした。基本的に獣医師国家試験を受けるためには6年生の獣医大学を卒業していることが条件になりますが、一番難しいのはこの大学に入ると言うところだと思います。なぜなら獣医師国家試験の合格率は、大学にもよりますが、基本的に80%以上だからです。
ただこの数字に含まれていないのが、私立大学で4年または5年生時に行われる足切り試験です。この試験に合格できないと卒業ができないので、必然的に国家試験を受けることができなくなります。
大学の費用は国立で年間110万、私立で300万前後だと思いますが、基本的に需要の少ない獣医学科の教科書は値段が高いため、一学期で教科書代として10万を超えることもあります。そのため、奨学金を借りている生徒も多いです。
獣医大学には一浪して入ってくる人が最も多いですが、私の場合は高校の成績が良かったためセンター試験と面接のみで入ることができました。正直高校の時は塾にも通っていませんでしたが、通信教育のZ会をやっていましたね。予備校で一年しっかりと勉強してくる猛者と競うことになるので、高校時代から真面目に勉強に取り組むことが必要だと思います。
このように獣医師国家試験を取るのは、時間と根気がかかると思いますが、就職は圧倒的に有利です。年間新卒の獣医師は約3000人しかいないため、場所を選ばなければまず就職に漏れることはありません。
小動物臨床獣医師の新卒給料は21~30万。公務員は初任給はもっと低いですが、北海道や四国などの地方では40代まで募集していることが多く、仕事に困ることはまずないことが特徴的です。
HN(ハンドルネーム):獣医師です | 2023-05-09 05:11:48
先に書かれていたことが間違っているので訂正します。
獣医学が学べる大学は現在17大学。家計学園が獣医師を輩出できるようになると、日本全体で新卒1200人近くになります。現在は毎年新卒者が1000人程度です。
獣医学科に入学するには、難関大学に入学する必要があり難しいです。
最低でも、レベルは医学部の最低ランクに入るくらいの実力が必要です。
ですが、ちゃんと勉強していれば、鬼のように勉強すればきっと受かります。
目指す人はしっかり勉強してください。
獣医学を学ぶ上では、日々の定期試験がかなり難しく、人によっては毎回嘔吐するような、そんなストレスを感じる人もいたりします。
しかし、そのような辛すぎる定期試験を乗り越えて獣医師資格に合格しても、就職先はたくさんありますが、収入が医者のように高くないです。
努力した量に対して年収が低い、この現実は目指す時点では気にならないかもしれません。ですが、働き出すと、文系就職の人たちより低いのか、、同じなのか、、なんて思うこともあります。開業して成功すれば1千万超えは固いです。
就職先・進学先としては、公務員獣医師、小動物臨床、大動物臨床(NOSAIなど)、大学院などが主として考えられます。
一般企業に勤める方はごくわずかで、製薬会社、pet関連企業などが考れらます。
国家公務員に準ずる独立行政法人もあります。PMDAとか。安定感も抜群ですが獣医学科には就活という文化がないので、知っている人はあまりいないですが。是非調べてみてください。