大学病院や大規模な病院で診療情報管理士は重宝される

診療情報管理士について

診療情報管理士のイメージ画像

電子カルテの普及にともなって診療情報は急速に増加しており、その診療情報の専門家である診療情報管理士の専門性はこれから役立てることができます。

診療情報管理士は、医療機関において患者のあらゆる診察情報を使って人の健康に関するニーズに適した情報を提供する専門家で民間資格の1つです。

診療情報を収集してデータベースを作成して管理し、そこから必要な情報を抽出・加工・分析することで患者に有益な情報を提供することが主な仕事です。

診療情報管理士は、元々は診療録管理士の養成課程としてスタートしたものですが、平成8年に診療情報管理士に名称を変更して現在に至ります。

運営母体である日本病院会の通信教育および日本病院会が認定する専門学校や大学で統一されたカリキュラムとして実施されています。

診療情報管理士の認定者は平成28年段階で3万人を超えており、様々な医療機関で専門家として活躍しています

診療報酬制度においても診療録管理体制加算が導入され、診療情報の適切な記録・管理がますます重要になってきており、診療情報管理士の重要性は増しています

医療事務として仕事をするよりもより高い専門性が必要とされる仕事を行うため、診療情報管理士の資格を持っていると医療機関への就職や転職で有利になることがあります。

一部の大学病院や大規模な病院ではこの診療情報管理士の資格を有していることが採用条件になっています。

下の受験資格の欄で詳しく説明していますがこの診療情報管理士の資格を取得するためには所定の通信教育を修了する必要があるので、かなり時間とお金がかかるのがネックです。

医療機関で仕事がしたい人でより高い専門性を発揮して働きたいという人で余裕があれば取得しておくと役立つ資格です。

また、医療事務の仕事をしている人がさらにステップアップするためにもおすすめです。

診療情報管理士の概要

【診療情報管理士概要】

受験資格

通信講座を終了して各科目の試験に合格することで診療情報管理士試験の受験資格が得られます。

通信講座の受講資格としては以下のいずれかを満たしている必要があります。

【一般の受講資格(基礎課程から受講)】

原則として2年制以上の短期大学または専門学校卒以上の学歴を有する者。 ただし、現在、病院に勤務している者は、当分の間、高卒者でもよい。 このうち一部病院勤務者でない者は病院実習を必要とする場合がある。

【専門課程への編入資格】

医師、歯科医師、看護師(保健師、助産師)、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士、歯科衛生士、歯科技工士、臨床工学技士、義肢装具士、救急救命士、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師

通信講座の内容は学習スケジュールに沿ってテキストとレポート問題集が送られてきます。

自習して期日までにレポートを提出することで、その科目の試験を受験することができます。

試験内容

筆記試験で実施されています。

試験科目 p>以下の範囲が講座のカリキュラムになっており試験もその中から出題されます。

【基礎科目】

  • 医療概論
  • 人体構造・機能論
  • 臨床医学総論(外傷学・先天異常等含む)
  • 臨床医学各論Ⅰ(感染症および寄生虫症)
  • 臨床医学各論Ⅱ(新生物)
  • 臨床医学各論Ⅲ(血液・代謝・内分泌等)
  • 臨床医学各論Ⅳ(精神・脳神経・感覚器系等)
  • 臨床医学各論Ⅴ(循環器・呼吸器系)
  • 臨床医学各論Ⅵ(消化器・泌尿器系)
  • 臨床医学各論Ⅶ(周産期系)
  • 臨床医学各論Ⅷ(皮膚・筋骨格系等)
  • 医学・医療用語

【専門科目】

  • 医療管理総論
  • 医療管理各論Ⅰ(病院管理)
  • 医療管理各論Ⅱ(医療保険・介護保険制度)
  • 医療管理各論Ⅲ(医療安全・医療の質管理)
  • 保健医療情報学
  • 医療統計Ⅰ(統計理論)
  • 医療統計Ⅱ(病院統計・疾病統計)
  • 診療情報管理Ⅰ(法令・諸規則)
  • 診療情報管理Ⅱ(診療情報管理士の実務)
  • 診療情報管理Ⅲ(DPC・医師事務作業補助者・がん登録の実務)
  • 国際統計分類Ⅰ
  • 国際統計分類Ⅱ

【合計】

24科目 / 48単位
自習 408時間
スクーリング 73.5時間

免除項目

医師、看護師、薬剤師の資格を有する者は基礎分野が免除されます。

申込み期間

例年10月頃に募集が行われています。

試験日

例年2月の第2日曜日に試験が実施されています。

試験地

以下の全国17会場で実施されています。

北海道、宮城、栃木、東京、神奈川、新潟、長野、愛知、三重、大阪、岡山、広島、高知、福岡、熊本、鹿児島、沖縄

合格発表日

例年3月の下旬くらいに郵送で合格発表が行われています。

受験料

通信講座の受講費用として以下の金額が必要となります。

2年間 200,000円(消費税込)
(専門課程編入は100,000円)
半期延長料(半年)は10,000円

試験の受験料は10,000円(税込)となっています。

また合格者は認定料として別途30,000円が必要となります。

問合せ先

一般社団法人日本病院会
〒102-8414
東京都千代田区三番町9-15 ホスピタルプラザビル
一般社団法人 日本病院会 通信教育課
TEL:03-5215-6647
FAX:03-5215-6648

参照:一般社団法人日本病院会

診療情報管理士についてのコメント

診療情報管理士について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

診療情報管理士に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

2件

HN(ハンドルネーム):武田 | 2017年9月4日13:09:17

病院で医療事務の仕事をしながら、診療情報管理士の資格を取りました。
この資格は、受験する為にまず受験資格を取らなくてはいけないので、受験資格を取る為に日本病院会の通信教育を受けました。1年目は基礎課程を勉強し、修了試験を受けて合格すれば2年目の専門課程に進む事が出来ます。その間スクーリングと言って面接授業を受けなければならず、リポート提出と面接授業の出席が規定に達したら期末試験を受ける事が出来ます。そして2年目専門課程に進んでも同じスケジュールをこなし卒業試験を受けて合格したら、診療情報管理士資格試験の受験資格が取得できます。
料金は20万円で、決して安いとは言えない金額だったので2年間仕事をしながら独学で必死に勉強して診療情報管理士の資格を取得しました。
医療事務の仕事をしていて診療報酬算定の知識にはある程度自信があったのですが、この資格は全疾病を分類し、患者データを収集分析しカルテのデータ管理をする仕事に必要な資格なので、医療事務よりも高度な医療知識が求められ、民間の資格でありながら勉強は本当に難しかったです。
私は、医療事務の会社の正社員だったのでこの資格を活かして、新しくカルテ室を立ち上げる病院にデータ管理の仕事に短期で携わった事がありますが、この資格をメインとして働いた事はありません。
この資格に対する求人がさほど多くなく、結果的には情報管理士の資格を持ちながら仕事は医療事務の仕事を続けていました。
給料も資格手当が少し出たくらいで、大幅に上がりませんでした。

HN(ハンドルネーム):金丸 | 2017年9月2日15:54:10

私は、5年前に診療情報管理士という資格を取得しました。元々は、医療事務として働ことしていたのですが、医療事務よりも、医師・看護師のためになる職種は何かを考えた時に医療事務よりも上の資格取得をすることだと気づきました。また、私が、働きたい職場が診療情報管理士必須であったため、診療情報管理士を受験しょうとなったきっかけとなりました。2年間医療事務の勉強をし、専攻科で1年間かけて医学用語等を学びました。毎日夜中まで勉強していたので、資格取得に向けて相当勉強に対して時間がかかったと思います。金額的にも3年の私立専門学校だったので相当かかってしまいました。
診療情報管理士取得のための本があるのでその参考書を元に授業を受けました。私は、ぎりぎりまで、身体を使って病名等を覚えました。
私が受験した職場は診療情報管理士必須だったため、管理士の資格取得が出来なかった場合は内定取り消しでしたが、診療情報管理士の資格を取得したことで正式に働けることになりました。
現在診療情報管理士として大学病院で5年働いています。資格の内容であった医学の知識を結構使う仕事を行なっているため、資格取得をしてよかったと思います。医療事務よりも給料は上がったと思います。

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