細胞検査士試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
細胞検査士試験とは、細胞検査に関する知識・能力を有するかどうかを試すための資格試験で、民間資格とされています。
細胞診は、癌や炎症の発見に対してきわめて重要な検査法のひとつであり、悪性細胞の見落としは許されません。
癌の早期発見は、早期治療につながり、大切な生命を救うことになります。
それだけに、この検査では緻密な正確さが不可欠で、細胞検査士には高度な能力が要求されます。
2006年4月現在、日本には5996人の細胞検査士がいます。
ちなみに、細胞検査士のことを英語ではCytotechnologist(CT)と言い、日本だけでなく世界中の国で活躍しています。
細胞検査士試験の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
1、臨床検査技師または衛生検査技師の資格取得後、試験実施日までに主として細胞診検査実務に1年以上従事した者
2、臨床検査技師または衛生検査技師の資格を有し、日本臨床細胞学会認定の細胞診技術者養成機関(癌研究会付属病院付設細胞検査士養成所旧細胞診スクリーナー養成所、大阪府立成人病センター内細胞検査士養成講習旧細胞診スクリーナー養成講習、東京都多摩がん検診センター細胞検査士養成所旧東京都健康維持財団細胞検査士養成所、杏林大学保健学部細胞検査士養成課程、藤田学園衛生技術短期大学細胞診スクリーナー養成所、北里大学医療衛生学部細胞検査士コース)を卒業した者
3、4年制大学で、日本臨床細胞学会が認定した細胞検査士養成課程修了者で大学卒業見込みの者など
試験内容
〜1次〜
筆記、プリントによる細胞像テスト
〜2次〜 実技
1、スクリーニング試験/各科ごとに一定数の検体を検鏡して正常、問題あり、悪性細胞に分けて答える。
2、手技試験/不良標本を指摘し、塗抹、固定、染色の良否等を判定する。
3、その他/同定試験、面接。
※2次試験は1次試験に合格した者のみが受験できる。
申込み期間
例年以下の期間に受付されています。
9月中旬〜下旬。
試験日
例年以下の期日に実施されています。
1次:10月下旬
2次:12月中旬
受験料
31,500円(税込)
参照:細胞検査士会
細胞検査士試験についてのコメント
細胞検査士試験について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
細胞検査士試験に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
0件