AED管理士について
この記事は、文字実が執筆しました。
AED管理士は、一般社団法人AED日本振興協会が、AEDの重要性を啓蒙・普及させる為に実施している資格試験で民間資格の1つです。
AED(自動体外式除細動器)は、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与えて、正常なリズムに戻し、人の命を救うための医療機器です。
AEDは2004年7月にPAD(一般市民がAEDを使用した救命行為を行うこと)が解禁されたことにより、全国の至る所に設置されるようになりました。
現在(2021年5月6日)では、全国の約63万カ所にAEDが設置されています。
しかし、一方で設置後の保守管理が徹底されていないことがあり、AEDバッテリーやパッドなどの消耗品の交換を忘れて、いざという時に使用できない可能性のあるAEDが増加しているなどの問題点も出てきています。
AEDを設置している企業、消防、医療機関、自治体等において、AEDを管理する責任者を明確に定めていないという実態も明らかになっています。
そこで、緊急時に、確実に適切にAEDを使用できるようにAED管理士が創設されました。
AED管理士の資格を保有する者を常駐させていないからといって、何らかの責任を負うわけではありませんが、できる限りAEDを設置している場所では、AED管理士を常駐させることが望ましいです。
AEDに興味・関心がある全ての人におすすめの資格試験です。
AED管理士の概要
受験資格
初級は誰でも受験することができます。
中級は初級取得から1年以上経過し、普通救命講習受講者以上が受験できます。
レベル
初級と中級の2段階のレベルで実施されています。
試験科目
以下のような範囲から出題されます。
- AEDの基本構造と管理方法
- AEDの使用方法について
- AEDの使用上の注意点
- AEDのメンテナンスについて
- 心肺蘇生、AED操作実習
- AED管理士について
申込み期間
初級は随時申し込みの受付が行われています。
試験日
初級は随時実施されています。
中級は6月と11月に実施されています。
受験料
それぞれ以下の受験料が必要となります。
- 初級:3,000円
- 中級:6,000円
上記は個人会員の場合の価格となります。
問合せ先
一般社団法人AED日本振興協会
TEL:052-982-6757
AED管理士についてのコメント
AED管理士について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
AED管理士に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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