医事コンピュータ技能検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
医事コンピュータ技能検定とは、医療関係のコンピューター技術に関する知識・能力を有するかどうかを試すための資格試験で、民間資格とされています。
医療機関のコンピュータ導入に伴い、医療事務に従事する者にとっても、コンピュータ技能の習得はいまや必須条件といえる。
この検定は医事コンピュータによるレセプトの作成能力などを審査するものであり、2級と3級に加え、2002年度からは準1級も実施されています。
自分の能力に応じて、受験することができるので、受験しやすい資格となっています。
医事コンピュータ技能検定の概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受験することができます。
試験内容
筆記試験と実技試験によって実施されています。
試験科目
次の3つの領域(領域1・2は知識問題、3は実技)から出題される。
領域1:医療事務、60分
領域2:コンピュータ関連知識、60分
領域3:実技(オペレーション)、60分
〜3級〜
領域1:医療保険制度のあらましおよび診療報酬請求から支払いまでの基礎的なシステムについてなど。
領域2:PCの装置各部の名称の知識など。
領域3:医事コンピュータを使用して、平均的な外来診療例のカルテおよび伝票からレセプトを作成する。
〜2級〜
領域1:入院にかかわる診療報酬点数表各部の内容の理解など。
領域2:レセプト電算処理システムに関する用語の理解など。
領域3:医事コンピュータを使用した、平均的な外来診療例、入院診療例のカルテおよび伝票からレセプトを作成するなど。
〜準1級〜
領域1:医療保険制度の詳細な理解と療養担当規則、医療事務関連法規など
領域2:コンピュータの仕組みと動作、ネットワークの理解など。
領域3:医事課が算出する医療機関の各種統計(病院機能指数、病院管理統計)の意味、算出方法等を理解し、提供データから正確に算出するなど。
合格基準
合格基準:領域1・2・3に各100点ずつ配点されている。この3つの領域の正解の合計が全体で300点中180点以上あり、各領域の正解が60%以上のとき合格となる。
申込み期間
例年以下の期日に受付されています。
4月中旬〜5月中旬と9月下旬〜10月中旬の年2回受付されています。
試験日
例年、以下の期日に実施されています。
6月中旬と11月中旬の年2回実施されています。
受験料
3級:6,000円
2級:7,000円
準1級:8,000円 (各税込)
参照:医療秘書教育全国協議会
医事コンピュータ技能検定についてのコメント
医事コンピュータ技能検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
医事コンピュータ技能検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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