保健師試験について
この記事は、文字実が執筆しました。
保健師試験とは、健康に関する知識・能力を有するかどうかを試すための資格試験で、国家資格とされています。
保健所、市町村、学校、事業所などを拠点に、健康に関する相談や指導、健康診断を行い、健康保健知識の啓蒙活動などを通じて、地域住民の生活の向上を図るのが主な仕事となります。
介護保険の開始に伴い、在宅の高齢者介護の支援にあたるなど保健師の果たす役割も大きくなってきており、今後非常に重要な役割を担う仕事です。
人と直接触れ合って役に立つ仕事がしたいと考えている人におすすめの資格です。
保健師試験の概要
受験資格
以下のような受験制限があります。
看護師国家試験に合格した者、または看護師国家試験の受験資格を有する者で、次のいずれかに該当する者。
1、文部科学大臣の指定した学校で、6カ月以上、保健師になるのに必要な学科を修めた者(修業見込み者を含む)
2、厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者(卒業見込みの者を含む)
3、外国の保健師学校を卒業し、または外国で保健師免許を得た者で厚生労働大臣が上記に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者
試験内容
出題形式は多肢選択式と記述式の2通りの筆記試験で実施されます。出題される科目は、以下の科目です。
1、地域看護学
2、疫学・保健統計
3、保健福祉行政論
申込み期間
例年以下の期間に受付されています。
11月下旬〜12月中旬。
【申込方法】
受験願書とともに写真(出願前6カ月以内に撮影した縦6cm×横4cmのもの)、返信用封筒、受験資格を証明する書類(看護師国家試験の合格証書の写し、看護師学校の修業証明書等)など受験に必要な書類を取りそろえ、試験地を管轄する地方厚生局または地方厚生支局に提出する。
※写真の提出にあたっては、卒業もしくは在籍している指定学校、指定養成所、または地方厚生局・地方厚生支局において、受験者本人と相違ない旨の確認を受けること。
試験日
例年以下の期日に実施されています。
2月下旬(詳細は官報に公示される)。
受験料
5,400円(収入印紙)
参照:厚生労働省資格試験案内
保健師試験についてのコメント
保健師試験について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
保健師試験に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
1件
HN(ハンドルネーム):AKN | 2023-05-08 23:29:28
私が取った資格は看護師国家資格と保健師国家資格です。
小さい頃から医療関係の仕事に就きたいと思っており、学力的な問題から医者に成るのは遠の昔に諦めていましたが、医療関係のドラマや漫画を読み漁り、自分の将来像を考えたところ、看護師はどうかなと思うようになりました。人と直に接することが出来、療養のお世話をする看護師にやりがいや責任があるのではないか、一生の仕事として女性一人でも生きていくことが出来ると思い、その道を目指すことにしました。
小中高校と公立の普通科に進学し、大学を看護学部のあるところを受験しました。一人暮らしをしたかったこともあり、親の金銭的な負担を減らすため、必死に勉強し、医学部のある国立大学に進学することが出来ました。医学部がある方が、大学病院も隣接しており、国からの助成もあり、充実した勉強が出来ると考えたからです。実際に、医学科生が行う解剖実習に参加出来たり、大学病院で実習を行うことができました。大学病院で実習をすることで、実習にかかる移動費を抑えられ、色々な病院へたらい回しにされることもなく慣れた環境で現場実習に取り組むことが出来、とてもいい学習になりました。
また、医学部があるからかは分かりませんが、先生との関係がしっかりと構築されているため、大学病院の教授や、部長職の医者、看護師長などとの関わりも多く、就職するにあたり、多くの情報を得ることが出来ました。
実際の学生生活4年間は社会勉強のような形で学ぶことが多く、看護の勉強もそうですが、人と人との関わり方やお金の使い方社会に出る前段階のいい練習のような感じでした。
3年の実習が終わり、保健師、助産師コースを選択することが出来ました。私の通った大学は保健師は希望者全員、助産師は希望者20名でした。取れるならということで、保健師を選択し、養護教諭2種も同時に取得しましたが、まだその免許が使われることはありません。
4年生になり本格的に看護師保健師国家試験の勉強が始まりましたが、毎年毎年出る問題も傾向も違い、また覚える範囲も広範囲で、なかなか身につかない毎日でした。なんとか落ちたらニートだと言い聞かせ毎日勉強し、見事看護師保健師国家試験に合格しました。
現在は看護師をしています。
あの時、看護師になりたいと思い目指してきた自分の人生は今のところ良かったと思っています。