公認ホームインスペクターについて
この記事は、文字実が執筆しました。
公認ホームインスペクター資格試験は、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会が実施するもので既存住宅(主に木造一戸建て)の流通にかかわる住宅の状態を診断するために必要な建物と不動産流通の知識ならびに診断のための検査方法、報告書作成、ホームインスペクターとしての振る舞いなど実務に支障を来さない一定の知識や見識があるかを問う試験です。
NPO法人日本ホームインスペクターズ協会が運営・実施する民間資格です。
耐震偽装された建物などを購入しないように、住宅購入前に、これらについて調べておくことは、安全で安心できる住宅購入のためには必要であり、その重要性が認識され始めています。
住宅購入前に、住宅の劣化具合や欠陥の有無、購入後のコストなどについて調べておくことは、安全で安心できる住宅購入のためには必須です。
欧米ではすでにホームインスペクション(住宅診断)は、日本よりも普及していますので、もしかすると日本でもこれから普及していく可能性があります。
ホームインスペクションは、国土交通省による「中古住宅・リフォームトータルプラン」や「不動産流通市場活性化フォーラム」においても中古住宅市場活性化に重要な仕組みとして位置づけられました。
公認ホームインスペクターの概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受験することができます。
ただし、登録が可能な方は合格者のうち協会が定める欠格事由に該当しない方です。
試験内容
択一式試験90分(50問の四肢択一)
択一式試験の解答用紙はマークシート方式です。
筆記用具のみ使用可です。
計算機・携帯電話等一切の無線通信機器の使用、参考図書等の使用は禁止されています。
試験科目
- 住宅に関わる建築の法規や実務範囲のガイドラインに関すること。(建築基準法、建築士法、住宅の品質確保の促進等に関する法律)
- 主に木造住宅、マンションの構造部材等の名称に関すること。
- 住宅の給排水、衛生、空調、電気設備に関する呼称や一般的な仕様に関すること。
- 木造住宅、マンションの施工に関すること。
- 木造住宅、マンションの劣化の判断に関すること。
- 調査・診断方法に関すること。
- マンションの管理に関すること。
- 報告書の作成に関すること。
- 一般的な住宅の売買・取引の形態や契約に関すること。
- 業務に関するコンプライアンス、モラル、マナーに関すること。
※出題根拠は、2012年4月1日現在で施行されている法令による。
試験日
不定期に実施されているようですが、参考までに2012年は11月4日(日)に実施されます。
試験地
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡
受験料
12,000円
公認ホームインスペクターについてのコメント
公認ホームインスペクターについて詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
公認ホームインスペクターに興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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