境港妖怪検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
境港妖怪検定は、妖怪の権威・水木しげる先生の妖怪考察による、日本各地に伝わる様々な妖怪や伝承についての知識を公式に認定するご当地検定で民間資格の1つです。
ゲゲゲの鬼太郎の生みの親・水木しげるは鳥取県境港(さかいみなと)市出身です。
町おこしの一環として、1993年に境港駅から本町アーケードまで長さ800mに渡り、キャラクターの銅像が立ち並ぶ水木しげるロードが整備されました。
2018年7月には水木しげるロードが誕生25周年を迎え、リニューアルオープンすることでも賑わっています。
妖怪ブロンズが133体から177体に増え、夜は趣向を凝らした演出照明で妖怪探索も楽しめるそうです。
妖怪神社や妖怪ポストなど、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」として多くの観光客を喜ばせています。
妖怪フェスティバルや鬼太郎祭などのイベントも行われており、人気を集めている街です。
米子駅から境港駅を結ぶJR境線では鬼太郎列車やねずみ男列車が運行しています。
JR境港駅の隣にある「みなとさかい交流館」には妖怪巨大壁画があり、見ごたえがありますよ。
境港と水木しげるのタイアップ事業が数多く展開されており、子供から大人まで、また国内だけでなく、世界各国の人々から注目されています。
また、大山寺は今年開山1300年ということでも、たくさんのイベントの開催が予定されているのが楽しみです。
初級の合格率は約8割と高めですが、中級で2割弱、上級は1割に満たない難しさとなります。
公式HPにサンプル問題があり、初級と中級用の公式テキストも販売されています。
中級以降は覚えておきたい妖怪についての知識がたくさんありますので、楽しみながら勉強していくのがお勧めです。
上級は論文による試験で、提示されるテーマに沿って1,200字の論文を作成する内容となっています。
検定では、境港に関することも出題されます。
「はまるーぷバス」という境港市の中の商業施設や観光スポットを巡回するバスが運行されていますので、試験の前に乗車すると良さそうです。
このはまるーぷバスの車体にも鬼太郎ファミリーがプリントされており、地元の人はもとより、観光客にも大人気です。
水木しげる記念館には水木しげるが世界各国から集めた妖怪コレクションや作り出したオブジェが展示されており、こちらも多くの観光客が訪れることで有名です。
検定の合格者には合格証書と妖怪博士ピンバッヂがもらえます。
水木しげるのファンの方や妖怪好きの方に嬉しい特典ですね。
境港妖怪検定の概要
受験資格
初級・中級:学歴・年齢・性別・国籍・現住所等の制限はありません。
※ただし、指定の試験会場で受験可能な方に限ります。
上級:上記に加えて、すでに中級試験に合格していること。
レベル
初級、中級、上級の3段階で実施されています。
試験内容
初級・中級:約50問の問題に対し、数肢択一方式・○×記入方式・部分記入・全記入方式で解答します。
上級:提示されたテーマについて、1,200文字以内で述べる論文形式の試験です。
試験科目
初級・中級:主に公式テキストから出題されます。他にも、境港市及び調布市に関する基礎的な情報からも計3問程度出題されます。
上級:論文形式の試験ため公式テキストはありません。
合格基準
100点満点中、70点以上の正解で合格となります。
申込み期間
例年、8月中旬から9月下旬くらいまで受付されています。
試験日
例年、10月3週目くらいの日曜日に実施されています。
試験地
以下の2ヶ所で実施されています。
- 境港会場:境港商工会議所(鳥取県境港市)
- 調布会場:調布市市民プラザあくろす(東京都調布市)
合格発表日
11月上旬に合格発表があります。
受験料
各級それぞれ以下の受験料が必要です。
- 初級:2,000円(税込)
- 中級:3,000円(税込)
- 上級:4,000円(税込)
問合せ先
境港商工会議所 境港妖怪検定係
TEL:0859-44-1111
境港妖怪検定についてのコメント
境港妖怪検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
境港妖怪検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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