奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)について
この記事は、文字実が執筆しました。
古墳時代から飛鳥時代にかけて大和朝廷の中心地だったことから文化財や歴史的建造物が非常に多い奈良のご当地検定が「奈良まほろばソムリエ検定」(以後「奈良検定」と略します)で、民間資格の1つです。
2007年に始まり、平成30年1月に12回目の検定が開催されました。
奈良を多くの人に知ってもらいたいと実施されています。
小学生から80歳以上の方まで、1,000人以上の受験者で賑わっている検定です。
奈良検定には3つのレベルがあります。
飛び級はできず、奈良通2級、奈良通1級、奈良まほろばソムリエの順に進むことが決められています。
奈良と東京にそれぞれ試験会場があるので受験しやすいですね。
受験者の合格率を見てみると、1・2級は約70%ですが、まほろばソムリエは36%と難しくなっています。
公式サイトに過去問・解答が掲載されていますが、例年よく似た問題の出題率が非常に高いです。
その他、公式テキストも販売されています。(全級に対応しており\2,160です)
問題の90%程度は公式テキストから出題されるとのことなので、よく内容を確認しておきたいところです。
また1・2級は11月末、ソムリエは10月末に認定支援セミナーも開催されています。
奈良の観光コンシェルジュや大学の教授など、検定内容を知り尽くした講師による解説で、奈良の知識を深めることができます。
市販の練習問題集もあるので、力試しに有効です。
奈良まほろばソムリエ合格者有志で結成された「NPO法人奈良まほろばソムリエの会」があります。
この会の専務理事のブログにも試験当日の様子や、試験内容についての解説があり参考になります。
まほろばソムリエの会が作成した「奈良まほろばかるた」は奈良の魅力をわかりやすく表現しており、子供から大人まで楽しめる内容となっています。
定期的に勉強会(会員以外も参加できる)も開催されているので、より深い知識を身に着けたい方におすすめです。
実際に検定を合格した経験者によるポイントを抑えた受験講座は、勉強方法に悩んでいる方にとって力強いものとなっています。
また、会員により春と秋に希望の行先やコースに応じた観光ガイドも行われており、こちらも奈良の名所を楽しみながら学ぶために活用できそうです。
神社や寺院についての出題比率が高く、ランクアップするごとに覚えておかなくてはならない事項が増えていきます。
歴史深い奈良だけに、合格のためにはじっくりと時間をかけて取り組むのが良さそうです。
奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)の概要
受験資格
年齢・性別・国籍などを問わず誰でも指定会場にて受験することができます。
但し、「奈良通1級」、「奈良まほろばソムリエ」受験には次の条件が必要です。
- 奈良通1級:「奈良通2級」合格者であり、一定の指定体験学習を受講した者
- 奈良まほろばソムリエ:「奈良通1級」合格者
レベル
奈良通2級、奈良通1級、奈良まほろばソムリエの3段階が設定されています。
試験内容
選択式のマークシート問題(90分)で出題されます。
試験科目
歴史、自然、神社仏閣、史跡・名所、年中行事、伝統文化、伝統工芸、観光見所など、奈良県の歴史や文化、観光に関する事項全般から出題されます。
1・2級については事前に発表される特集問題からも出題されます。
合格基準
100点満点中70点以上で合格となります。
試験日
例年、1月初旬の日曜日に実施されています。
試験地
例年、以下の2会場で実施されています。
- 奈良会場:帝塚山大学 東生駒キャンパス
- 東京会場:お茶の水女子大学
合格発表日
各級それぞれ以下の期日に合格発表があります。
- 1・2級:2月中旬
- ソムリエ:3月中旬
受験料
各級それぞれ以下の受験料が必要となります。
- 奈良通2級:3,240円
- 奈良通1級:4,320円
- 奈良まほろばソムリエ:6,480円
問合せ先
奈良商工会議所 奈良検定事務センター
TEL:0742-23-1620(9:30~17:00、土、日、祝休み)
参照:奈良商工会議所
奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)についてのコメント
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