宮城マスター検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
宮城マスター検定は、2007年(平成19年)から行われている宮城県のご当地検定で民間資格の1つです。
2011年(平成23年)から3年間は東日本大震災の影響で休止されていました。
従来は「宮城県のファン拡大」という役割を担っていましたが、再開後は復興へ進む「これからの宮城」という事を広く発信していくという新しい役割も加わり実施されています。
受験者は例年200人弱ですが、2017年は1級の合格者が0人で、他の年も1.8~3.4%という非常に難易度の高い検定試験です。
全部で50問ですが、1級は40点以上で合格です。
2017年からは30~39点(6割以上)で準1級という合格基準が出来たとのことで、最年少は15歳からと幅広い年代の人が受験しています。
宮城マスター検定の1級合格者は合格者カードを提示すると、対象のホテル・旅館、美術館やレストランなどで割引サービスを受けることができます。
準1級には割引の適用はないので、ぜひ1級を目指したいですね。
宮城県のホームページでは過去の問題と解説がわかりやすく掲示されており、とても参考になります。
「宮城マスター検定ウェブシステム」のサイトではパソコンやスマホで、いつでも体験できる仕組みが構築されています。
利用登録し問題をクリアすると、県内各種施設の割引特典の取得ができます。
全部で46体のご当地キャラクターを集めることができるのですが、このうちの9体を集めることで、割引サービスが受けられる特典証がもらえるということです。
1回の出題10問のうち6問以上正解することで、キャラクター1体の画像を取得できる仕組みなので、46のキャラクターを全部クリアするためには460問以上に挑戦することになります。
正解数でランキング表示されるなど、楽しみながら宮城の魅力を知ることができる工夫が盛り込まれています。
このウェブシステムの運用開始により、従来は1~3級まであった試験体系が1級のみに変更になりました。
宮城マスター検定推進会議会長は脳を鍛えるドリルシリーズで有名な医学博士・東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授です。
脳の活性化にも効果がありそうですね。
出題範囲は、宮城県の観光、特産品、イベントの他、歴史や地理など様々なジャンルから幅広く、かなり難しい内容です。
震災復興政策や震災で失われたもの、震災後に生まれた新しい文化も出題されるので、しっかりと学習を深めておく必要があります。
合格者で作られている「いっきゅう会」があり、宮城の魅力を発信したり、検定の開催をサポートしています。
試験会場の宮城県庁は東北地方唯一の政令指定都市・杜の都仙台市にあり総建築費は398億円だそうです。
最上階の18階には展望ホールがあります。
周辺には青葉城址など有名な観光場所もあり、ぜひ立ち寄ってみたいですね。
宮城県や震災の復興に興味がある人など、観光のついでに受験するというのも面白いと思います。
宮城マスター検定の概要
受験資格
2017年からはより多くの人に受験していただくために受験資格が撤廃され、誰でも受験できるようになりました。
レベル
以前は1〜3級までありましたが、2017年からは1級のみの実施となっています。
試験内容
四肢択一の問題と記述式の問題で実施されています。
50問(四肢択一問題35問,記述式問題15問)
解答時間は60分です。
試験科目
宮城県に関する農業、地理、神社仏閣、歴史、建築、伝統、文化などから幅広く出題されます。
合格基準
全50問中40問以上の正解(正答率80%以上)で合格となります。
申込み期間
例年、9月初旬~10月下旬くらいに申し込みの受付がされています。
試験日
例年、11月の第3日曜日くらいに実施されています。
試験地
宮城県庁で実施されています。
合格発表日
例年、12月下旬くらいに合格発表があります。
受験料
無料で受験することができます。
問合せ先
富県宮城推進室(商工企画班)
Tel:022-211-2791
Fax:022-211-2719
宮城マスター検定についてのコメント
宮城マスター検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
宮城マスター検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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