松江城検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
松江城は島根県にある松江城は全国に現存する12天守の一つで、平成27年7月8日に国宝指定されました。
そのことを記念してできたのが松江城検定で、ご当地検定の1つであり民間資格の1つです。
平成29年度(平成30年2月3日)に第一回の試験が実施されました。
松江城をきっかけとして松江への愛着や誇りを再認識してほしい、松江ファンを増やしたいという目的で行われています。
松江城や松江を愛し、広く紹介したいと思っている方や、観光関連の仕事に就いている方もしくはこれから目指す方の資質向上に最適です。
松江城の築城が始まったのは1600年です。
堀尾忠氏が交通の便の良い末次城跡を候補にし、亀田山に城を建てることに決まりました。
落成したのは1611年と言われています。
1638年に松平藩が入封し、明治維新まで続きました。
その後、廃藩置県によって廃城となりました。
所有者の松平家が松江市に城を寄付したのは1927(昭和2)年です。
重要文化財、都市景観100選、日本100名城、国宝と数々の指定に選ばれている歴史ある城です。
入母屋破風の屋根が羽根を広げたように見えるということで「千鳥城」とも呼ばれています。
現在では堀川めぐりという遊覧船や、周辺を観光するために使えるレンタサイクルや観光ガイドが用意されています。
城からの展望はとても人気で、近くにある宍道湖は夕焼けが綺麗で日本夕日百選に入っています。
亀田山の標高は29mで、そこに残る江戸時代に建てられた天守からも見ることができます。
先人達も眺めたであろう松江の魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。
検定では主に「国宝 松江城 美しき天守」(発行 山陰中央新報社)から出題されます。
初の松江城検定は7県から46人が受験したそうです。
27~79歳の申し込みがあり、合格者は31人ということで、
城の検定と言えば日本城郭検定が人気ですが、新しい検定ということで松江城検定もこれから注目を集めそうです。
正答率80%以上の方には合格証を、また合格者上位10人に入るとプレゼント(試験当日に発表されます)が贈られます。
過去の問題を公式サイトで見ることが出来るので、参考になります。
松江城やその歴史に関することが出題されますので、参考図書を土台に知識を深めておくのが良さそうです。
人名や年号、建築にまつわる高さなど、数字を覚える問題が多く、正確な暗記が必要になります。
自分なりの覚え方を考えて対策をするのがお勧めです。
子供でも受験することができるので、歴史の好きなお子さんであれば、最年少合格の達成も夢ではないかもしれません。
※松江城検定は、令和2年度の試験実施をもって終了しました。
松江城検定の概要
受験資格
受験制限は特にありません。誰でも受験することができます。
試験内容
四者択一と記号穴埋め問題で実施されています。
試験科目
松江城・城下町(1600年~現代まで)について出題されます。
合格基準
正答率80%以上で合格となります。
試験日
例年、2月初旬頃に実施されています。
試験地
松江商工会議所で実施される予定です。
受験料
以下の受験料が必要となります。
【個人】
- 大人:3,000円
- 高校生以下:1,000円(いずれも税込)
【団体(10名以上)】
- 大人:2,000円
- 高校生以下:500円
問合せ先
松江商工会議所 観光振興課
TEL:0852-32-0504
参照:松江商工会議所
松江城検定についてのコメント
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松江城検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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