上級に合格して「お伊勢さん観光案内人」になろう!

検定「お伊勢さん」について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

検定「お伊勢さん」は、伊勢の歴史の深さや神宮の神聖さなどを実感し、伊勢の魅力を再確認し、伊勢をより好きになり、発信していきたいという目的で 2006 年から実施されているご当地検定民間資格の1つです。

試験は、【初級】【上級・遷宮編】【上級・歴史/ものづくり編】の 3 部門に分かれています。

全て四者選択方式の約 100 問の出題となっており試験時間は 90 分です。

全ての級が同日に開催されますが、試験時間が違いますので併願も可能です。

合格率等は一般公開されていませんが、2017年第12回の資料によると、

【初級:受験者数/131名 合格者/42名 合格率/32.1% 平均点/61点】

【上級・遷宮編:受験者数/80名 合格者/32名 合格率/40% 平均点/66点】

【上級・歴史/ものづくり編:受験者数/71名 合格者/25名 合格率/35.2% 平均点/64.9%】という結果です。

全ての平均点が合格点の 70 %を下回っており、レベルの高い検定と言えます。

試験は、「検定『お伊勢さん』」公式テキストブックより、初級に関しては 90%以上、上級は70%以上出題されるので、まずはテキストを学習することが合格基準 70 %への道です。

しかし、専門的知識も要される検定ですので、参考書はもちろんのこと、実際に伊勢神宮に足を運んだり、観光協会でパンフレットをもらったり、工芸館や美術館などの施設に出向いたり、実際の伊勢を体感することで検定のための情報収集になるかもしれません。

百聞は一見に如かずということわざがあるように、自分の五感で感じれば、座学で学ぶだけでは得られない、たくさんの事を吸収できるでしょう。

平成 28 年 5 月の伊勢志摩サミット開催以降、外国人の観光客が増加したと言われています。また、お伊勢さん観光案内人利用者数も大幅に伸びていることも伊勢市観光統計から分かっています。

「伊勢市観光客実態調査分析結果」データから2016年、2017年の結果をみてみると、観光入込客数は 2016 年 601 万人、2017 年 606 万人と5万人増、立ち寄った観光地は伊勢神宮が86%と断然多く、伊勢市の宿泊者数は、2016年 441,117 人、2017 年 508,504 人、旅館ホテルとともに増加し続けているのが現状です。

上級編に合格すると、「お伊勢さん観光案内人」として活動できます。

案内人として伊勢の知識はもちろん、「来てよかった」「楽しかった」「案内してもらってよかった」「また訪れたい」などと言ってもらえるよう、伊勢をはじめ、伊勢神宮の魅力を伝える使命があります!ですので、常に伊勢にアンテナを張らせ学習し続けることが大切であり、検定に合格してからがスタートであるとも言えます。

また、コミュニケーション能力も重要と言えますね。

観光客の、景観・雰囲気の満足度は、大変満足が36.7%から46.1%に伸びています。

これも検定「お伊勢さん」の効果であるかもしれません。

これから検定の受験者や合格者が増え、大変満足度が延びることも期待されているのではないでしょうか。

検定「お伊勢さん」の概要

受験資格

学歴、年齢、性別、国籍等に制限ありません。誰でも受験する事ができます。

但し、伊勢商工会議所の指定する試験会場で受験可能な方限定です。

※「初級・上級」、各「編」の併願(受験)も可能です。

レベル

初級と上級が設定されていて、上級は2つの編があります(神宮・遷宮編、歴史・ものづくり編)。

試験内容

各級それぞれ以下のような試験内容になっています。

  • 初級:四者選択方式 100問以内、試験時間 10:00~11:30(90分間)
  • 上級(神宮・遷宮編):四者選択方式 100問以内、試験時間 13:00~14:30(90分間)
  • 上級(歴史・ものづくり編):四者選択方式 100問以内、試験時間 15:00~16:30(90分間)

試験科目

各級それぞれ以下の範囲から出題されます。

【初級】:公式テキストブック神宮編・歴史と文化編・ものづくりとくらし編より90%以上出題されます。

伊勢の神宮/日本人とお伊勢さん/神宮の社/神宮の祭/式年遷宮/伊勢の歴史/町々の歴史/伝統文化/神社と寺院/伊勢の祭/人物/くらしと地域の産業/伝統工芸/伊勢のまちなみ/名物と慣習/民話/伊勢ことば/伊勢に向かう道/伊勢志摩国立公園と伊勢の自然/現代の観光の中心地など。

【上級】(神宮・遷宮編):公式テキストブック神宮編より70%以上出題されます。

伊勢の神宮/日本人とお伊勢さん/神宮の社/神宮の祭/式年遷宮など。

【上級】(歴史・ものづくり編):公式テキストブック歴史と文化編・ものづくりとくらし編より70 %以上出題されます。

伊勢の歴史/町々の歴史/伝統文化/神社と寺院/伊勢の祭/人物/くらしと地域の産業/伝統工芸/伊勢のまちなみ/名物と慣習/民話/伊勢ことば/伊勢に向かう道/伊勢志摩国立公園と伊勢の自然/現代の観光の中心地など。

合格基準

合格基準は、各級それぞれ以下の通りです。

  • 初級:70%以上の正解で合格です。
  • 上級:70%以上の正解で合格です。

申込み期間

例年、9月上旬から10月末くらいまで申し込みの受付がされています。

試験日

例年、12月の第2日曜日くらいに実施されています。試験は1年に1回です。

試験地

伊勢商工会議所で実施されています。

※試験会場の都合により記載会場以外を試験会場に設定する場合があります。

※正式な試験会場は受験票で知らされます。

合格発表日

試験日より約2ヶ月前後に合否の結果が発表されます。また、合格者には合格証が郵送されます。

受験料

各級それぞれ以下の受験料が必要です。

  • 初級:1,600円
  • 上級:2,100円(各編)

問合せ先

伊勢商工会議所「検定『お伊勢さん』」係
TEL:0596-25-5151(9:00 ~ 17:00 土曜、日曜、祝日を除く)
FAX:0596-28-4181

参照:伊勢商工会議所

検定「お伊勢さん」についてのコメント

検定「お伊勢さん」について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

検定「お伊勢さん」に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

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